ホンダ「スーパーカブC100」のメインスタンドを掛けたらリヤタイヤが接地する? 対処法は? 同い年のバイク=スーパーカブと生きるバイクライフVol.10

車体左側ばかりではなく、右側からもシャフトを叩きたかったので、マフラー固定用の三角ブラケットの溶接を削って、ブラケットを取り外しました。この段階では、シャフトさえ抜ければ部品の再利用は可能でしたが、まさかこれほど硬く固着しているとは驚きでした。シャフトの出っ張り部を叩いても、びくともしません………
不要なアクスルシャフトを利用して、押し付けながらハンマーでガツン、ガツン……。しかし、まったく動きません。しばらく叩いていると、ようやく動き始めたかと思ったら、実は、フレームの受け側が歪み始めていました。シャフトが抜けているような錯覚を受けましたが、これは大間違い!!
メインスタンドが単体になったので、パイプとシャフトの隙間に防錆浸透スプレーをたっぷり吹き付け、さらにパイプ外周をハンディバーナーで炙ることで、シャフトの叩き抜きに成功!! こんな作業時には、大型万力を取り付けた作業台があると、安定状況でハンマーリングできます
中古部品で入手したピボットシャフトをスタンドへ差し込み、単品部品同士の作動性を確認しました。ここでスタンドストッパーへの肉盛り溶接を行います。ここでは、半自動MIG溶接機を利用して肉盛りしましたが、メインスタンドの傾き加減を確認しながら作業進行していきます。確認、そしてまた確認です
ぼくが所有する1962年式のスーパーカブC100。作業前はメインスタンドをかけてもリアタイヤが地面に設置する状態でした
作業完了後のスーパーカブC100のリヤ周り。メインスタンドを掛けた状態でリヤタイヤが浮くようになったので、パーキング時に車体が安定するようになりました。リヤタイヤが接地してしまうと、前後タイヤ+メインスタンドの脚2本が接地し不安定ですよね
メインスタンドのピボットパイプとシャフトがサビ固着してしまったので、このシャフト兼マフラー固定ブラケットを入手してから、抜けないシャフトを切断しました。初期のC100用マフラーの固定は、このブラケットのM6締め付け2本のみだったので、走行中にマフラーを落としてしまうトラブルが多かったそうです
マフラー本体を取り外し、ピボットシャフトの割りピンを抜き取ってからハンマーで叩いてみましたが、ウンともスンとも動きませんでした。ペイントが焼けてしまうのは残念ですが、メインスタンド側ピボットパイプをバーナーで炙って温めました。しかし、それでも状況は変わらず、抜けそうな気配はまったくありませんでした
仕方ありませんので、フレームとメインスタンドの隙間に金ノコが入ることを確認しました。ハンディエアーソーを利用して、ピボットシャフトの輪切り決定!! 20分近くかけてノコ刃を入れ、何とかシャフトを分割できました。車重を受けるシャフトなだけに、肉厚で硬く、エアソーでもカットは大変でした
やや多めに溶接肉盛りしてから、肉盛り部分を鉄ハンマーで叩いて先端を潰しました。その状態で車体に仮組し、後輪の接地状況を確認します。溶接肉盛り補修は、特別な溶接棒を使わない限り摩耗しやすいので、ハンマーなどで肉盛り部分を叩くことで摩耗しにくくなります。最終的にはリヤタイヤが浮き、良い状況に回復できました

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