〆のコーヒーはカレーの後のフェリーで⁉︎ 食後のコーヒーを愉しむための1dayツーリング! デイドリップ通信Vol.57
バイク乗りの店主、黒田悟志さんによる連載コラム。今回は食後のコーヒーを最高のものにすべく、メニューとシチュエーションにこだわってみたショートツーリングのお話です。
約40分間の船旅で贅沢な気分を味わう
こんにちは、Day Drip Coffeeのクロダです。都内のとある住宅街で小さなロースターカフェをやっている、バイクの好きな店主です。
このコラムは「バイクとコーヒー」をテーマに、この二つの世界を行き来して感じた様々なトピックをお届けしています。
相変わらず暑い日が続きますね! こんな陽気でも、食後のコーヒーはホットが飲みたくなる僕です。でもバイクで出掛けた時は、熱中症のことも気になってアイスコーヒーを選ぶ時も。それなりに涼しくて、移動の負担にならないスタイルでもあれば最高なんだけど……ということで思い付いたのが、東京湾フェリーを利用するショートツーリング。平日の休みを使って早速行ってきました!
出発はちょうど昼頃。途中で遅めのランチを頂いてからその足でフェリーに乗り込み、空調の効いた船内で食後のホットコーヒーを味わおう、というコースです。
最初に目指すのは横浜横須賀道路の横須賀PA。ルートは都内から環八〜第三京浜を経て、横浜新道へと進むところです。しかし横浜新道〜横浜横須賀道路に入った先まで渋滞が発生し、かなり時間を要することが判明。急遽、遠回りでも早くてスムースな首都高速湾岸線を経由することにしました。この辺りは幾つかのルートがあり、回避しやすいので助かります。
保土ヶ谷JCTから金港JCTを経て湾岸線を進むと、あとは釜利谷JCTまでおおらかな道が続きます。横浜横須賀道路へ合流すると、淡々と走るうちに横須賀PAへ到着しました。
早速ランチタイムです。頂いたのは「海軍カレー」。横須賀といえばコレですよね。それに何より『カレーとコーヒー』の関係って、『バイクとコーヒー』に匹敵するくらいセット感があるんですよね。なので食後のコーヒーのためにはこれしかない感じです。
美味しいランチでお腹も満たされたあとは、食後のコーヒーを楽しむためにフェリー乗船です。向かったのは東京湾フェリー久里浜港のりば。乗船用の駐車場にはオートバイ専用の待機レーンがあります。番号が振られているのでその順に駐車してから、窓口へ向かい乗船券を購入します。窓口では「オートバイ」であること・「排気量」・「片道or往復」を申し出ます。券は乗船時に係員がもぎりますので、すぐ渡せるようにしておきましょう。

乗船のアナウンスがあるまでは施設内で涼みつつ待ちます。出航のおよそ30分前くらいになったらアナウンスが流れますので、バイクまで戻り乗車の準備をします。乗船は車よりオートバイが先です。係員の指示に従い、船の左奥まで進みます。
壁際の所定の場所に停めたら、ハンドルロックはせずにギアは1速でエンジンを止めます。車両はベルトで固定されます。航海中は車両甲板が立ち入り禁止なので、貴重品や必要な荷物は忘れずに。ヘルメットも手持ちです。
上階の客室に上がると、窓際のソファ席に落ち着きました。さあいよいよコーヒータイムです。今回は自分の店のドリップバッグとコーヒーカップを持って来ました。これで淹れたてのホットコーヒーが楽しめます。お湯は自宅を出る時に水筒に入れてきた熱湯を使います。用意してから数時間経っているので、ドリップにちょうど良い温度です。窓の向こうにきらめく波間を眺めつつ、丁寧にドリップすると、コーヒーの香りが立ち上ります。
コーヒーを持ってさらに上階のデッキへ行ってみると、風のせいかそんなに暑い印象はなく、柔らかな陽射しが降り注ぐ中で東京湾を一望出来ます。学童保育の校外学習なのか、団体の小学生達が元気にはしゃいでいました。一人の子供が海の向こうにカメラを向けていました。見ると、2隻ある東京湾フェリーのもう1隻、「しらはま丸」とすれ違う所でした。僕も子供達と一緒になって写真に収めていました。
次第に対岸の房総半島が近づいてきました。金谷港です。船内に下船準備のアナウンスが流れます。完全に停船してから車両甲板に立ち入ることが出来ます。発進の準備が出来たら順に下船となります。
そして無事に房総半島へ上陸! 約40分間の船旅は、食後のコーヒーを巡る贅沢なひと時となりました。何十時間も乗船した訳じゃないけれど、それでも遠くまで訪れたかのような旅気分を楽しんだクロダでした♪
Writer: 黒田悟志
世田谷の自家焙煎カフェDay Drip Coffee店主。自転車ロードバイクに20年ほど乗ってきたが、2年前オートバイに目覚めて自動二輪免許取得。両足2気筒から4スト単気筒へ。昨年はSSTRにも初参加しバイクライフを堪能中。









