シンプルだけど今では希少な存在! 「シングルクレードルフレーム」とは?
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「シングルクレードルフレーム」についてです。
1本のパイプでエンジン下部を囲むフレーム
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「シングルクレードルフレーム」についてです。
シングルクレードルフレームとは、ステアリングヘッド付近から伸びた1本のダウンチューブが、エンジンの前から下側を通るように囲むフレーム形式です。
「クレードル(cradle)」には「ゆりかご」という意味があり、フレームがエンジンを下から支えるような形をしていることが名前の由来です。
構造がシンプルで軽量に作れることが特徴で、主に古い小排気量車などで採用されました。

一方、エンジン下部を1本のパイプで支える構造は、エンジンの大型化や高出力化に伴って、ねじれなどに対する剛性を確保することが難しくなります。
そのため、シングルクレードルが主流となった時代はほとんどなく、1950~1960年代には、より高い剛性を得られるダブルクレードルなどが広く使われるようになりました。現在のバイクで純粋なシングルクレードルを見る機会は非常に少なくなっています。
なお、一見するとシングルクレードルに見える車種でも、エンジン下部でフレームが2本に分岐するものは「セミダブルクレードル」に分類されます。
例えばヤマハ「SR400/500」はその代表例で、メーカーの諸元でもセミダブルクレードルとされています。 シングルとダブルの中間的な構造によって、軽量・スリムというメリットを生かしながら、必要な剛性を確保した形式です。















