タイの人気バイクメーカーGPXのデーモン150GR 軽快で楽しいライトスポーツモデル!
コンパクトで軽快、街中で高い機動力を発揮します!
まず、またがってみると足のかかとがしっかり接地。安心感がハンパありません。主要諸元では全長1835mm、全幅 750mm、全高1050mmとコンパクトでシート高は780mmと低く、車両重量は130kgととても軽量。身長158cmと比較的小柄な私でも難なく取りまわせます。

セパレートハンドルは低すぎず、前傾姿勢がキツくないのも好印象。ステップもミッド寄りで、腰に負担がかからない、ほどよいポジションです。着座位置や上体の姿勢で、ライディングフォームを自分で調節できます。
エンジンの始動は、右側のハンドコントロールにセルスターターがあり、イグニッションスイッチをONにしてスターターボタンを押せば簡単にかかります。キャブレター車なので、左側のハンドコントロールにはチョークレバーを装備しています。
マフラーはカウルで隠れていますが、大型のサイレンサーを採用しているので大幅に排気音が抑えられているのだとか。ほどよく静かで単気筒ならではの歯切れのよい排気音を奏でます。
意外だったのが、ハンドルの切れ角が大きいこと。スポーティな見た目から勝手にハンドルの切れ角が小さく、車体をバンクさせないと曲がれないイメージを持っていたのですが、ハンドルの切れ角が大きいので低速Uターンも簡単にできます。それからスロットルを開けるとトルクフルに加速します。149ccの縦型空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンは6速ミッションを採用。メーカーによるスペックデータでは馬力11HP/7500rpm、トルク1.18kgf・m/7500rpm。小排気量だから非力かと思っていたら、予想以上にパワフルです。
意外な親しみやすさにギャップ萌え、新しい魅力を持ったライトスポーツ
走り出して気づいたのがフロントフォークの柔軟さです。「カチッ」、「スパッ」というよりは、路面の状況に柔軟に対応してくれる感じで、素直なハンドリング。この感覚は市街地走行にピッタリかも。

前後14インチホイールは、車格とのバランスがよくて12インチの小径ホイール採用車に感じるような不安定さをまったく感じません。ブレーキは前後油圧式のシングルディスクを採用。タッチは自然な感じで、スムーズにしっかりと制動力を発揮してくれます。た、楽しい! 東京の混雑した街中でもストレスなく走れます。
また「デーモン150GR」は、排気量150ccの軽二輪クラスなので高速道路も走行できます。メーカーによると最高速が95~110km/hだそうですが、体重55kgくらいの私が乗って、5速で100km/hを出しても余裕がありました。6速ならもっと出るかも。
前傾姿勢があまりキツくなかったので腰への負担もなく快適です。信号待ちの度に腰を伸ばしてストレッチ……なんてしなくても大丈夫(笑)。楽しさの幅広さを感じました。
今回試乗して感じたのは、スポーティでありながら公道でも楽しく走れる扱いやすさです。日本で軽二輪クラスのスポーツモデルは、高いスペックが好まれるため価格も高くなりがち。趣味性が高い印象です。
対してGPXは、スーパースポーツ並みのルックスを持ちながら、リーズナブルで親しみやすく、生活に寄り添ってくれる感じなのです。
タイのバイクファンが求める楽しさとの違いなのかなぁ……と想像してみたりして。でも、足まわりや吸排気に手を加えれば、もっとスポーツ性を高くできるポテンシャルを秘めていそう。カスタムしてワンアンドオンリーを追求する楽しさもありそうです。GPX製デーモン150GRはまさに新しい魅力を持ったモデルでした!
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