タイの人気バイクメーカーGPXのデーモン150GR 軽快で楽しいライトスポーツモデル!

タイで人気の急上昇中のバイクメーカーGPXが日本進出し、2019年から日本で販売を開始! 主力モデルのひとつ、ライトスポーツモデルのデーモン150GRを試乗してみました。

軽二輪クラスに登場したタイ生まれのデーモン150GRは、親しみやすくてスポーティ!

 GPXは、バイクブームが続くタイで急成長しているバイクメーカーです。2018年に日本総代理店GPXジャパンが設立され、2019年から輸入販売がスタートしました。

 主力モデルはタイで主流の100~200ccクラスで、イタリアンデザインを取り入れたモダンなスタイルと、スポーツ性の高い装備と走行性能が魅力です。今回は日本で展開している3機種のひとつ、「デーモン150GR」の乗り味や装備をあれこれチェックしてみました!

「デーモン150GR」に試乗する筆者(守田二草)

「デーモン150GR」は、排気量149cc空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンを、鉄橋のようなスチール製トラスフレームに搭載した、フルカウルのライトスポーツモデルです。

 カラーバリエーションは今回試乗したレッドのほか、イエロー、ブラック、レッド/ホワイト、グレー/ホワイトの5タイプがあります。しかも、維持費の安い軽二輪クラス! 価格(税込)も34万3440円とリーズナブルなので、実際どうなんだろう……と興味津々だったのです。

 最初にチェックしたのはルックス。イタリアンスーパースポーツをミニサイズにしたようなデザインに遊びゴコロを感じます。そして精悍なフロントマスクはまさに超イメケン! コンパクトなボディに、前後14インチホイールを採用したシルエットはバランスもよく、車格の小ささを感じさせません。しかも、スポーツバイクにありがちな恐怖感や緊張感がないのです。東南アジアのメトロポリスといわれるタイの首都、バンコクのイメージにピッタリなスマートかつ軽快で都会的な印象で、思わずワクワクしちゃいます。

ルックスだけじゃなく、充実の装備にも人気のヒミツあり

 スポーティなのは見た目ばかりではありません。装備もかなり本格派です。フロントはテレスコピック式KYB製倒立フォーク、リアはスイングアーム式YSS製モノサスペンション、ドライブチェーンはRK製を採用しています。前後ホイールは肉抜きされ、軽量化が図られています。本格的な仕様に期待が高まります。

 ちなみにヘッドライトはフルLEDで4灯式。ロービームでは内側のみが点灯します。コックピットにはデジタル液晶メーターを装備し、スピード&タコメーターはもちろん、燃料計やギアポジションインジケーターを備え、わかりやすいレイアウトになっています。バックライトの発光色はブルー、レッド、オレンジから選択可能。また、メーターのすぐ下にDC5VのUSBソケットが装備されているのもポイントです。スマートフォンの充電にも使えて、使い勝手もよさげです。

スポーティなスタイルの「デーモン150GR」

 シートはセパレートタイプになっており、キーでリアシートを外すと書類を収納できるスペースがあります。内部にあるワイヤーフックを引くとフロントシートを取り外すことが可能。バッテリーとエアクリーナーボックスがあり、メンテナンスしやすそうです。荷掛けフックやヘルメットホルダーがないので、ちょっぴり不便かもしれませんが、かわりにリアまわりはスッキリしてスマート。ヘルメットを持ち歩きたくない人は、オートバイ用品店などでヘルメットホルダーを買っておくといいかもしれません。

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