カワサキ・レーシングのJ・レイ選手 盤石の走りでポイントランキング首位をがっちりキープ!!
隙を全く見せないカワサキ・レーシングチーム J・レイ選手が、SBK第10戦ポルトガル大会のレース1とスーパーポールを制し、総合ポイントも2位ドゥカティのA・バウティスタ選手に91ポイント差をつけています。
盤石のレース展開でジョナサン・レイ選手の年間チャンピオンが近づく!!
サマーブレイク後約2ヶ月ぶりの開催となるスーパーバイク世界選手権ポルトガル大会は、アウトドローモ・インターナショナル・アルガルベ・サーキットでレース1、スーパーポール・レース、レース2が行われ、カワサキを駆るジョナサン・レイ選手とドゥカティ勢の熾烈な争いが繰り広げられました。
予選トップのカワサキ・レーシングチーム J・レイ選手は、2周目にはコースレコードを記録、BMWモトラッドのT・サイクス選手を徐々に引き離します。独走態勢を築き上げたJ・レイ選手は、2位以下を大きく引き離しレース1を制しました。
2番手には、Aruba.it レーシング ドゥカティのC・デイビス選手とPATA・ヤマハのM・ファン・デル・マーク選手の熾烈な争いが繰り広げられC・デイビス選手が2位を獲得しています。
スーパーポールでもJ・レイ選手の強さは揺るぎなく2位以下を引き離しレース1に続いて独走で制しました。2番手には終盤追い上げたA・バウティスタ選手、3番手には、A・ローズ選手でした。
レース2は、スーパーポールの順位によってグリッドが決まります。レース1でスタートに失敗し、スーパーポールでは、J・レイ選手に独走を許してしまったA・バウティスタ選手が気合を入れます。独走状態が作れなかったJ・レイ選手はトップ集団を形成、トップを走るA・バウティスタ選手も後続を引き離すことができません。
終盤までもつれた二台の争いでしたが、A・バウティスタ選手がわずか0.111秒の差でJ・レイ選手を振り切り6月に開催された第7戦のミザノ以来、2か月ぶりに優勝、今シーズン15勝目を挙げました。
また、全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに参戦中のTeam HRC高橋巧選手は、負傷中のレオン・キャミア選手の代役でポルトガル大会に出場しましたが、レース1では15位、レース2では17位となり、2年前に出場した際の記録を更新できませんでした。
SBKポイントランキング総合首位は、カワサキ・レーシングチームのJ・レイ選手(490)、2位はAruba.it レーシング ドゥカティのA・バウティスタ選手(399)、3位はPATAヤマハのA・ローズ選手(249)が続いています。
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