海外レースにいってみよう! ニッチな職業バイクタレントが観戦までの道のりをレポート!~後編~

ニッチな職業「バイクタレント」として活躍する岸田彩美さんは、2019年に自身初の海外レース観戦を行いました。トライアル世界選手権に参戦した日本代表チームの結果はいったい何位だったのでしょうか。

イビサでの開会式はノリノリ

 前回に引き続き、イビサ島で開催されたトライアル・デ・ナシオン2019初めての海外レース観戦についての流れでお届けします。いよいよトライアル・デ・ナシオン2019 inスペイン・イビサ島観戦レポートです。

トライアル・デ・ナシオン2019に参戦した日本代表チーム。左から藤波貴久選手/黒山健一選手/小川友幸選手

 9月26日土曜日は予選の日でした。予選のスタートは15時過ぎから始まります。舞台となるイビサ(スペイン)と日本の時差は8時間。日本の方が進んでいる形です。ところが、イビサは日が長いため、19時くらいまでとても明るいのです。よって、予選のスタートは遅くてもまったく問題ありません。

 せっかくなので、ご当地グルメも堪能してきました。スペインと言えば、パエリア! その土地ならではのグルメを食べられるのも海外ならではですね。また、スペインはワインも美味しい土地なのですが……私はワインを飲めないのです。更に、非常に残念なことに、実はスペインでは水よりワインの方が安いという現実が(笑) 

 なお予選は、イビサ島の世界遺産でもあるダルト・ヴィラのすぐ近くの会場で行われました。この時点でロケーションが最高です。
 
 ところで、このイビサ島はクラブの泡パーティが有名です。開会式・表彰式というと厳かでしっとりと進んでいくイメージですが……さすがはイビサ。もれなくクラブ風です。とにかくイケイケなBGMで国別に音楽を変えて盛り上げていました(David Guetta等々)。私はこの演出とても好きです。観客の方もノリノリ♪

日の丸を背負って戦う日本人ライダーたち

 日の丸を背負って戦う日本代表チームのライダーは小川友幸選手/藤波貴久選手/黒山健一選手の3人です。予選結果で次の日のスタート順が決まるので、予選はすごく大事。藤波選手と小川選手の2人が予選に出場しました。

 さすが海外の方々は身長が高くて、案の定みんなに埋もれて写真が上手く撮れませんでした(泣)。場所取りが大事なのを痛感。やっぱりヨーロッパはトライアル競技が人気だなと改めて思いましたね。

 日本人チームの予選結果は最下位で、決勝日はトップバッターでの登場となりましたが、全力で応援します!

いざ決勝戦がスタート! 果たして結果は?

 翌日9月27日はいよいよ決勝日です。当日は無料のループバスが出ていましたが、観戦料金無料な上にループバス・水上ボート(指定区間)無料というイビサ島の太っ腹加減にびっくり。どうやら7年前から誘致していたとのことで、気合いの入れ方が半端ないですね。

トライアル・デ・ナシオン2019に参戦した日本代表チームは見事、2位表彰台を獲得! おめでとうございます!

 決勝戦のルールは、各セクション選手全員でトライし、各セクションごとに減点数が少ない上位2名の点数が反映されます。海に面した場所でのトライアル、初めて見ました。そしてアートの数々も素敵です。トライアルを知らない方ならこんな場所で走って大丈夫? と思うでしょう!
 
 しかし、トライアル競技はタイヤブロック一個分でラインを決めるくらい繊細なテクニックを持つ選手たちが走っているので、ご心配無用です。
 
 ちなみに、来場者のなかには泳ぎながら観戦している人もいて、カルチャーショック! その手があったか……と思わず唸ってしまいました。あたりには日本には無い珍しい花やトカゲもいたりして、やっぱり環境が変わるとこんなに違うんだなって実感しました。

 そして、気になるレース結果ですが……日本代表チームは見事2位表彰台獲得! おめでとうございます!!!

 また、トライアルライダーは国境を越えても仲良しなのが微笑ましい! レースも表彰式も一日たっぷりと堪能して日焼けもすごいですが(笑)、なにより現地で歓喜の瞬間を見ることができてよかった! それが一番の思い出ですね。

■初海外レース観戦してみて、改めて思ったことは
1.「海外レースの観戦ツアーが欲しい!」 
航空券・ホテルを全て自己手配はハラハラします。ツアーがあれば気軽に仲間同士で申し込めばOKですよね?レンタカーの手配とかも全部込み!なんていうのもいいなあ。

2.「海外レース観戦は超楽しい」
日本とは違ったレースの雰囲気を感じることができるし、文化も違えばノリも熱さも全然違います。観戦だけでなく観光もできること。どちらも味わえるので一石二鳥ですよね?

3.「会場までのアクセスの利便性を良くするべき」
今回シャトルバスの運行がありました。全日本トライアルの会場ってなかなか駅から遠い、または車がないといけない場所にあるのが現状です。最寄り駅とか大きなターミナル駅からシャトルバス運行を増やしてほしいなあと思いました。

 ライダーやチーム関係者の皆様は、現地に到着してから少ない時間の中で体調を整え、マシンセッティングを行っています(私はなかなか時差ボケ治らなかったです)。

 日本代表チームも、ものすごいプレッシャーと共に戦って2位を獲得していますが、これはもはやオリンピックと同じですよね。世界選手権ですもの。もっとトライアルの楽しさ、モータースポーツの楽しさが伝わって、広がってーーー! と切実に思った私でした。

【了】

【画像】トライアル・デ・ナシオン2019(5枚)

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