注目の若手ライダー有するPataヤマハ 公式テストで順調な仕上がりを披露

ヤマハのオフィシャルチームとしてSBK復帰5年目を迎えたパタ・ヤマハ・ワールドSBKオフィシャルチームがフィリップアイランドでシーズン前最終テストを行いました。果たしてどの程度のタイムを叩き出したのでしょうか。

トップタイムからわずか0.292秒遅れの好タイムを記録

 ヤマハのオフィシャルチームとしてスーパーバイク世界選手権(SBK)2020年シーズンに参戦するPata・ヤマハ・SBKオフィシャルチームは、2020年2月24日から25日にかけて、オーストラリア/フィリップ・アイランド・サーキットで最終テストを行いました。

Pataヤマハのライダー「トプラク・ラズガトリオグル」選手

 カワサキから移籍し、今シーズンからヤマハのライダーとして参戦する若手の注目株トプラク・ラズガトリオグル選手(2019年シーズン5位)、昨年に引き続きヤマハから参戦となったマイケル・ファン・デル・マーク選手(2019年シーズン4位)の2名で挑むPataヤマハは、今回のテストでそれぞれ、4番手、7番手のタイムを記録しました。

 4番手のT・ラズガトリオグル選手はトップタイムをマークしたカワサキ/J・レイ選手のタイムから0.292秒遅れの1’30.740。7番手のマイケル・ファン・デル・マーク選手は1’31.077という記録を残しました。

 最終テストを終えた両選手は次のようにコメントしています。

■T・ラズガトリオグル選手
「私たちはグリップとターンに優れたマシンになるように努力しました。レースウィーク最初の金曜日には、さらに良いグリップのために、別の新しいセットアップを試します。

ドライコンディションでR1に乗れることは私にとってとても重要なことなので嬉しいです。私たちのラップタイムは安定していましたし、とても気持ちよく走ることができました」。

■マイケル・ファン・デル・マーク選手

Pataヤマハのライダー「マイケル・ファン・デル・マーク」選手

「フィリップ・アイランドでのテストと2020年型のYZF-R1に満足しています。今回のテストでは、タイヤをセーブしつつペースを上げることが目標でした。昨日のロングランは非常に良かったですし、今日はリアサスペンションでいろいろなことをやってみましたが、テストの結果には本当に満足しています。

 残念ながら今朝、最速ラップにアタックする途中でクラッシュしてしまいましたが、レースシミュレーションを振り返ってみると、かなり良い結果が出たことが予想できます」。

※ ※ ※

 打倒カワサキを目指すPataヤマハが2020年シーズンでどのような結果を残すのか注目が集まります。

【了】

【画像】Pataヤマハのライダー2人が見せたランデブー走行(6枚)

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