ホンダ新型CBR1000RR-Rの実力や如何に WSBKに参戦するHRCテスト後の感触は?

スーパーバイク世界選手権2020年シーズンに参戦するホンダ・レーシング・チームが開幕戦前の最終テストを終えました。L・ハスラム選手、A・バウティスタ選手はどのような感触を得たのでしょうか。

両選手ともに最終テストで好感触

 ホンダ・レーシング (HRC)は2020年2月24日から25日にかけて、スーパーバイク世界選手権(SBK)の第一戦が開催されるオーストラリア/フィリップ・アイランド・サーキットで最終テストを行いました。

HRCのL・ハスラム選手

 レオン・ハスラム選手、アルバロ・バウティスタ選手の2名体制でシーズンに挑むHRCが使用する新型CBR1000RR-Rは、大幅なモデルチェンジにより、前モデルを大きく上回るパワーとコーナリング性能が話題となっています。

 今回のテストでは、初日に降雨とレッドフラッグによる中断などがあり、各チームとも十分な時間をかけられませんでしたが、最終的にはL・ハスラム選手が5番手のタイムとなる1’30.882、A・バウティスタ選手が10番手となる1’31.453をマーク。

 トップタイムをマークしたカワサキのJ・レイ選手とL・ハスラム選手の差は0.434秒となっています。テストを終えた両選手は、次のようにコメントしています。

■L・ハスラム選手

HRCのL・ハスラム選手

「2日目の午後は風が強かったですが、少し前進しました。残念ながら、特にテストすべき要素の数を考えると、十分な時間はありませんが、ここでは多くのことを成し遂げました。

 ラップタイムは悪くないし、タイヤに関しては安定しています。全体的に見て、テストは順調に進んでいると感じています。自分たちがどこにいるのかはレースまで分からないので、週末にレースが始まればもっといろんなことを知ることができるでしょう」。
 
■A・バウティスタ選手

HRCのA・バウティスタ選手

「このテストはもちろん私たちにとって非常に重要であり、私たちは進歩したと思います。2日目の午後は強風のためマシンが少し扱いにくく、滑りやすいコース状況でした。今日もタイヤのテストを行い、いつものように良い点と悪い点を見つけました。

 これらすべての情報は、私たちが前進する上で非常に重要であり、今週末にまた一歩前進できると確信しています。可能性、パワー、スピードはすべて揃っていますが、すべてを効果的に活用できるようにするには、今のうちに取り組む必要があります」。

※ ※ ※

 WSBKに久々のワークス体制で挑むホンダだけに、その結果が気になるところです。

【了】

【画像】ワークス体制でWSBKに挑むホンダ・レーシング(6枚)

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