バイクに2.5リッターエンジン!! 量産市販車最大排気量のトライアンフ「ロケット3」に、ほぼ真っ黒の限定仕様車登場

量産市販車としては最大排気量となる2458ccのトリプルエンジンを搭載するトライアンフ「ロケット3」に、2機種の特別仕様車がそれぞれ限定1000台で登場しました。

ほぼ「真っ黒」仕様のマッスル・ロードスター

 排気量2458ccという量産市販車最大の排気量を持つトライアンフのマッスルバイクが「Rocket 3 R(ロケットスリーアール」です。日本へは2020年に導入が始まり、まるでエンジンそのものが走っているような強烈なインパクトが話題になりました。

トライアンフ新型「Rocket 3 R Black」(2021年モデル)

 トライアンフモーターサイクルズジャパンは、そんな「ロケット3」に2機種の派生モデルを加えることを発表。ひとつは「ロケット3R ブラック」、そしてもうひとつが「ロケット3GT トリプル・ブラック」と呼ばれるリミテッドエディションです。

 では早速、その概要を見ていきましょう。まずは「ロケット3R ブラック」からです。

 これはもう、車名といい、見た目といい、とにかく「どこもかしこも真っ黒」仕様と言って差し支えないでしょう。燃料タンクやシートカウルを筆頭に、エンジン、エキゾーストパイプ、ヒートガード、エアインテークカバーをブラックアウト。

 他にもヘッドライトカバー、スクリーン、ホイール、フレーム、ブレーキ&クラッチレバー、ステップ、ハンドル、さらにはサイドスタンド……と、あらゆるパーツに及び、逆に黒くないところを挙げた方が早いほど徹底されています。

 もしもこのモデルを手に入れたなら、シルバーのまま残っているブレーキキャリパーにブラックアルマイトや、フロントフォークのインナーチューブにブラックコーティングを施すオーナーも出てくることでしょう。

トライアンフ新型「Rocket 3 R Black」(2021年モデル)

 エンジンスペックや電子デバイスなど、基本的なスペックに変更はありませんが、フロントフェンダーがカーボン化されている他、バーエンドミラーには専用のデザインが与えられるなど、独自の装備も追加。また、個別のシリアル番号が入った証明書が所有欲を高めてくれます。

一方の「ロケット3GTトリプル・ブラック」はどういうモデルか?

 じつは、日本には未導入だったのですが、欧米では「ロケット3GT」というモデルがラインナップされていました。「ロケット3R」をベースにツアラーとしての性能が高められ、プルバックしたアップハンドル、低シート(R:773mm/GT:750mm)、フォワードステップ(前方に足を投げ出す姿勢になる)、バックレスト、グリップヒーターを標準装備。より快適な長時間&長距離走行に実現していたのです。

トライアンフ新型「Rocket 3 GT Triple Black」(2021年モデル)

 今回のリミテッドエディションは、「ロケット3Rブラック」と同様、各部をブラックアウトした仕様ですが、印象が少し異なるのが燃料タンクの塗装です。

 というのも、「ロケット3Rブラック」のそれはマットの単色でしたが、こちらはブラック/ダークグレイ/グレイの3色を採用。その質感も艶やかなものになっているのが特徴です。

トライアンフ新型「Rocket 3 GT Triple Black」(2021年モデル)

「ロケット3」は、ただでさえ希少な存在ですが、このリミテッドエディションは各モデル1000台のみの世界限定生産となります。オリジナリティを求めるライダーにとって、最適な選択になるでしょう。

※ ※ ※

 トライアンフ新型「ロケット3Rブラック」の価格は284万5000円、「ロケット3GTトリプル・ブラック」は291万5000円(いずれも消費税10%込み)、発売は2021年5月が予定されています。

【了】

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Writer: 伊丹孝裕

二輪専門誌「クラブマン」編集長を務めた後にフリーランスとなり、二輪誌を中心に編集・ライター、マシンやパーツのインプレッションを伝えるライダーとして活躍。マン島TTやパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムなど、世界各国のレースにも参戦するなど、精力的に活動を続けている。

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