ドニー・イェン&ニコラス・ツェーが本気でぶつかる!『レイジング・ファイア』
世界的アクションスター、ドニー・イェンと、中国映画界のサラブレッド、ニコラス・ツェーが待望のW主演を果たした香港警察アクション映画の新たなる金字塔『レイジング・ファイア』が、2021年12月24日(金)より全国公開されます。
香港アクションの神髄を見よ!
中国武術のレジェンドを演じた『イップ・マン』シリーズ(2008~2019年)から、あの金字塔シリーズに参戦した『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)、そして『ジョン・ウィック』シリーズ最新作への出演も話題の世界的アクションスター、ドニー・イェン。そんなドニーが、『孫文の義士団』(2009年)で共演し高い評価を得た中国映画界のサラブレッド、ニコラス・ツェーと待望のW主演を果たしたのが『レイジング・ファイア』です。

中国で公開4週連続1位を記録し、興収220億円突破の大ヒットとなったという本作でドニーとニコラスが演じるのは、すべての悪を憎む熱血漢チョン警部と、かつて彼を師のように慕っていた元エリート警察官の犯罪者ンゴウ。何があろうと正義を貫く男と、正義に絶望し復讐に燃える男のぶつかり合いを、ド派手な格闘アクション満載で描きます。
本作の見どころはもちろんアクションシーンですが、単純な“善vs悪”の対立構図ではない、サスペンスフルで奥深い人間ドラマも大きな見どころ。監督を務めたベニー・チャンは、ジャッキー・チェン主演作『香港国際警察/NEW POLICE STORY』(2004年)など数多くのポリス・アクションを大ヒットさせてきましたが、サスペンスとヒューマンドラマを融合させる名手としても知られています。
残念ながらベニー・チャンは2020年に58歳の若さで他界してしまいましたが、遺作となる本作で、香港警察アクション映画の新たなる金字塔を打ちたてました。監督の長年の友人であるドニーも、主演だけでなくプロデューサー/アクション監督を兼任するなど思い入れたっぷりのようです。

さて、本作には警察車両としてBMW R1200RT-Pがチラリと映りますが、『レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳』(2010年)では長江750M1M、『スーパーティーチャー 熱血格闘』(2018年)では長江750Bとハーレーダビッドソンスポーツスター、『トリプルX:再起動』(2017年)では水陸両用(!)のKTM450XC-Fなどなど、多くの作品でドニーがバイクを駆る姿を見ることができます。

映画『るろうに剣心』シリーズ(2012~2020年)などで知られ、本作のスタントコーディネートを担当した谷垣健治も「肉体の痛みの表現を追求した」とこだわりを語る、香港アクションの神髄が詰まった『レイジング・ファイア』は2021年12月24日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開です。