ヤマハ「シグナス グリファス」は台湾の街を感じられるスクーター!? レーシングライダー大久保光の市販車インプレッション

MotoEワールドカップに参戦するレーシングライダー大久保光選手が、ヤマハの125㏄スクーター「シグナス グリファス」をレポートしてくれました。

オーソドックスで楽しいスクーター

 皆さんこんにちは。レーシンライダーの大久保光です。今回は125ccクラススクーターのインプレッションをさせていただいたので、その記事を書きたいと思います。

ヤマハ「シグナス グリファス」と筆者(大久保 光)
ヤマハ「シグナス グリファス」と筆者(大久保 光)

 普段スクーターといえば、近所への買い物かサーキットのパドックでの移動でしか乗ったことがなかったので、公道で改めて乗るのは初めてということもあり、この試乗をとても楽しみにしていました。

 乗ったのは、「シグナス グリファス」というヤマハのスクーターです。

 見た目はオーソドックスな形をしたスクーターで、街中で見かける原付スクーターより一回り大きい印象でしたが、その車格を感じさせない乗り味で、交差点などで小回りがしやすく足つきも良いいなど、非常に安心して乗ることができました。

足つきも両足が路面に接地し、問題ありません
足つきも両足が路面に接地し、問題ありません

 少し角ばったデザインのため、好みは分かれると思われますが、私的には斬新なスクーターのデザインでかっこいいと思います。

 フロントタイヤが12インチということで、小回りが利きハンドリングの良さを助けているように感じました。

水冷ブルーコア・4ストローク・SOHC・4バルブ単気筒エンジン搭載
水冷ブルーコア・4ストローク・SOHC・4バルブ単気筒エンジン搭載

 それに合わせて、エンジンも乗りやすいオーソドックスなパワーの出方。変にパワーバンドなどがなく、安定した回転の上がり方や、加速感を感じることができました。ピークのパワーは物足りないと感じてしまう人もいるかもしれませんが、スピードを求めるというよりは安定した走りをすることができるエンジン特性となっていると思います。

 このような車体特性になったのは、生産国である台湾のバイク事情が関係しているのではないでしょうか。

乗り味は台湾風?

 以前、台湾に行った際に感じたことなのですが、台湾はスクーター大国。通勤ラッシュでは、交差点にスクーターがぎっしりなんて光景を、度々見掛けます。

ヤマハ「シグナス グリファス」に試乗する筆者(大久保 光)
ヤマハ「シグナス グリファス」に試乗する筆者(大久保 光)

 大きな車体では走りにくいようですが、小さすぎても安定して走れない。そんな環境だからこそ、このようなサイズとパワーを持ったスクーターが開発されたのではないかと、個人的には考えます。

 また、アクセルを思った以上に大きくあけてしまった場合にも、身体が置いていかれるような急な加速をすることがないので、今まで原付スクーターしか乗ったことが無く、初めて50cc以上のスクーターに乗るという人でも、違和感なく乗り換えることができると思います。

 一方で、中速からの加速感はとてもよく、しっかりトップスピードまでの速度を体感することができました。

ヤマハ「シグナス グリファス」に試乗する筆者(大久保 光)
ヤマハ「シグナス グリファス」に試乗する筆者(大久保 光)

 リアタイヤが12インチということもあり、ハイスピード域の走行での安定感は少し不安になるところもありますが、街でのちょっとした買い物などには最適なサイズ感、そして手軽さを持ち合わせた、オススメできるスクーターだと思います。

【画像】台湾風味のスクーター! ヤマハ「シグナス グリファス」に乗る大久保光選手を画像で見る(10枚)

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