ドゥカティがハイパフォーマンスシングルを新開発!! 「ハイパーモタード698モノ」で高揚感に浸る
足着き性が大幅に向上する、日本仕様に期待!
スポーツシングルエンジン好きなら、一瞬でこのエンジンの虜になってしまうと思います。それほど「スーパークアドロモノ」は市販単気筒エンジンとして群を抜いた存在なのです。ピークパワーを発揮するのは9750rpmですが、軽々と10000回転を超え、オーバーレブ特性もマイルド。

ペースを上げると小柄な僕には若干荷重ポイントが高く、前輪が少し遠いような感じがしますが、このあたりは国内仕様に乗って改めて見極めたいと思います。
サーキットを抜け出し、次は一般道へ。「ロード」「アーバン」「ウエット」のモードを切り替えて走ります。「ロード」は十分な速さと気持ちよさを披露。「アーバン」と「ウエット」はとても穏やかです。
一般道でも車体の軽さと細さが際立ち、エンジンは低中速でも小気味よく、それでいて軽やかな吹け上がりを見せてくれます。
サーキットでの高回転の伸びも見事でしたが、低中速域のセットアップも素晴らしく、扱いやすさが光ります。昔なら、低回転と高回転の両立は叶わなかったはず。さらにメンテナンス距離も長く、単気筒エンジンの弱点とも言える耐久性も見事に克服しています。

今の時代にこんなエンジンを作れるのは、きっとドゥカティだけでしょう。MotoGPやWSBKといったレースでのトップエンドだけでなく、市販車でも他の追従を許さない領域で勝負するのがドゥカティなのです。
モタードからスタートするドゥカティの新しい物語は始まったばかり。「スーパークアドロモノ」を使った次の物語に期待するのは気が早いかもしれませんが、想像するだけでワクワクしますね。
Writer: 小川勤
1996年にエイ出版社に入社。2013年に二輪誌『ライダースクラブ』の編集長に就任し、様々なバイク誌の編集長を兼任。2020年に退社。現在はフリーランスとして二輪媒体を中心に執筆を行なっている。またイベントレースも好きで、鈴鹿4耐、菅生6耐、もて耐などにも多く参戦。現在もサーキット走行会の先導を務める。






















