一体何をしているの? 意外と知られていない!? レーシングライダーのオフシーズンの過ごし方 〜石塚健の場合〜
まだまだある!? レーシングライダーがオフシーズンにやる事とは
ということで最後は来季の準備ですが、これはシーズンが終わった瞬間から、いやシーズン中盤から後半にはもう始まっていると言っても過言ではありません。
まず翌年もライダーとして走るのなら、全ライダーが決めなければならない事。それは来季のシートです。
基本的にはここが一番シビアで苦戦するところ。その年の成績やキャリア、資金面などで自分がチームに残るのか、はたまた移籍をするのか、ライダーにとって重要な局面となります。
自分としては早く決まるに越したことはありませんが、様々な可能性を探ったり、交渉をしたりと駆け引きの繰り返し。
ここは周りから見ている想像とは少し違うかもしれませんが、実際のところライダーにはそれほど選択肢はなく、特に近年の国内レースでは“移籍”というものはあまりありません。

分かりやすく言えばサッカーや野球と違い、ほとんどの選手にマネージャーといった人は付いておらず、交渉は自ら行うことがほとんど。
僕の場合は4年連続でチームの移籍をしていますが、移籍自体は環境が変わるので良くも悪くもという感じ。ただ、毎年少しずつ良い環境にステップアップできているので、嬉しく思っています。
そしてチームが決まれば、ヘルメット、スーツ等の装備類の準備。ライセンスや活動のスケジューリング、エアチケットの準備などなど。
また、資金繰りやフィジカル面の準備など挙げたらきりがありませんが、これらもオフの間にしなければならない事。それが来季の準備です。

正直なところシーズン中の方が色々なプレッシャーは少なく、気持ちは楽というのが本音。レースのないシーズンオフは、物足りなさも感じてしまいます。
その分シーズンインに向けてしっかりと準備をしたいと思うし、オフはオフにしかできないことを頑張りつつ、楽しみながら自身の充電期間にできるのが理想です。
どうでしたでしょうか?「へー、面白い」位には、思ってもらえたら幸いです(笑)
結構リアルにこういう事を話す機会はないので、少し恥ずかしい気もしますが、これがレーシングライダーである僕の場合のシーズンオフでした!
引き続きシーズンオフの活動を頑張って、今季の準備をしていきたいと思います。それでは!
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









