「ホンダが開発中の電動ターボ付V3エンジン、先々週、熊本で乗りました」 今後も目標に向かって引き続き“本気”で開発と名言

本田技研工業株式会社は、2025年1月28日に二輪事業説明会を開催しました。同説明会では昨年11月に発表した世界初の電動過給機付き新型V型3気筒エンジンについても言及されました。

「軽量、コンパクトで全域でパワフルです」

 本田技研工業株式会社は、2025年1月28日に二輪事業説明会を開催しました。同説明会では昨年11月に発表した世界初の電動過給機(ターボ)付き新型V型3気筒エンジンについても言及されました。

先々週に熊本で電動ターボ付きV3エンジンのテスト車両に乗ったと言及した本田技研工業株式会社の執行職 電動事業開発本部 二輪・パワープロダクツ電動事業統括部長の三原 大樹さん
先々週に熊本で電動ターボ付きV3エンジンのテスト車両に乗ったと言及した本田技研工業株式会社の執行職 電動事業開発本部 二輪・パワープロダクツ電動事業統括部長の三原 大樹さん

 ホンダは2024年11月07日~10日にかけてイタリア・ミラノで一般公開されたバイクの見本市「EICMA(エイクマ)」で新規開発中の大型二輪車を想定した水冷75度V型3気筒エンジンを初公開しましたが、同ユニットはスリム&コンパクトを追求した開発中の技術で、二輪車として世界初となる電動過給機が搭載されたパワートレインです。

昨年11月にホンダが公開した世界初の電動過給機(ターボ)付き新型V型3気筒エンジン
昨年11月にホンダが公開した世界初の電動過給機(ターボ)付き新型V型3気筒エンジン

 エンジン回転数に関わらず電動で任意に過給をコントロールする事で、低回転からハイ・レスポンスなトルクを実現する同ユニットは、スペースが限られている二輪車において、自由度高く配置可能な特徴を活かしてマスを集中化し、インタークーラーを必要としない設計を行う事で軽量化にも貢献するといいますが、今回の説明会に登壇した本田技研工業株式会社の執行職 二輪・パワープロダクツ事業本部長 兼 二輪事業統括部長の加藤 稔さんは報道陣からの質問に「あまり言うと怒られますが、先々週、熊本で乗りました」とコメント。

 続けて「いい出来です。具体的な排気量などについてはお答えできませんが、いずれにしてもコンパクトなエンジンとコンパクトなボディで、軽量でありながら全領域で電子制御による過給ということで、とてもパワフルな仕上がりになっています。まだテスト車なんですが、これから目標に向かって引き続き“本気”で開発してまいりますので期待してください」と話しました。

 世界の二輪市場で圧倒的なシェアを持つホンダだけに、今後の展開からも目が離せそうにありません。

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