「虫」の季節到来!! 夏のキャンプツーリングに持って行く虫除けアイテムはどれがオススメ?
キャンプツーリングは慌ただしい日常から離れることのできる貴重な時間です。しかし夏には夥しい数の虫に煩わしい思いをすることになります。そこで、バイクでも携行しやすい虫除けアイテムを色々と試してみました。
試す価値アリ? 虫除けアイテムあれこれ
夏のキャンプ場に現れる虫は、なかなかの強敵です。蚊取り線香を炊こうが焚き火で煙を出そうが、ランタンやヘッドライトの灯りに大量の虫が寄ってきて煩わしい思いをした人も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、どんなアイテムを使っても完全に虫を寄せ付けないことはできません。多少なりとも寄ってきます。それこそ蚊帳の中に籠るくらいでないと完璧な防護は無理なのかもしれませんが、せっかくキャンプ場に来てそれでは意味がないでしょう。
とはいえ、少しでも虫を寄せ付けないためのアイテムが色々とあるので、実際に使って試してみました。キャンプツーリングはオートキャンプと違って積載する荷物に制限があるため、必然的にコンパクトなアイテムを厳選することになります。
まずキャンプ場についたら、ここまでバイクに乗ってきた装備を脱いで、露出している肌に虫除けスプレーやぶよ対策のハッカ油などを塗布します。
テント設営後、アース製薬から発売されている「虫よけ泡マーカー」を地面に噴射してみました。これはコールマンと共同開発されたもので、地面にマーキングすることで害虫を約4時間寄せ付けないそうです。
説明によれば、ムカデ、ケムシ、クモ、アリ、ダンゴムシ、ワラジムシ、フナムシ、カマドウマ、ユスリカ、アブに効果があるそうです。過去にキャンプでムカデに噛まれてしまったことがあったので、まずは地面に結界を張ることを最優先しました。
そして蚊取り線香を焚くわけですが、ここではより強力な「パワー森林香」を使います。一般的な蚊取り線香よりも太くて煙が多いのが特徴で、ユスリカ、チョウバエ、アブに効果があるそうです。夏の屋外活動では定番アイテムで、強力な防虫香のため屋内での使用はNGです。

陽が落ちる頃に焚き火を開始。この煙にも虫除け効果はありあますが、そこへ追い打ちをかけるように、虫除け効果のあるランタン用のパラフィンオイルを使ってランタンを点灯。加えてLEDタイプの殺虫灯をテントにぶら下げました。
しかし……ここまでやっても灯りには大小様々な羽虫が寄ってきます……。
虫を寄せ集めるためにダミーのランタンを離れたところに置くとか、虫よけ効果の高いアロマスプレーを持参するなど、まだまだ手段はありそうです。
夏のキャンプツーリングに虫は当たり前の存在ですが、楽しみにしていた時間を少しでも快適に過ごすために、色々と試してみる価値はあるのではないでしょうか。