爆速注意の魔改造キックボード!? あの日本製スクーターがここまで変わるとは!! 世界から注目が集まる
かつて日本で爆発的人気を博したビッグスクーター(排気量250ccクラス)カスタムですが、海外では通勤やメインバイクのツーリングとカスタムベースとして扱われることが少ない中、ベルギーのバックヤードビルダーは斜め上のカスタム車を制作しました。
1周回って面白い!? 砂埃を巻き上げオフロードを爆走するキックボード
ベルギーのとあるバックヤードビルダーが、ヤマハ「マジェスティ250」を魔改造して立ち乗りオフロードスクーターに仕立て上げた動画に注目が集まっています。

「How to build a DIY 250cc off road scooter start to finish」と名付けられた動画は、そのタイトル通り「250ccオフロードスクーターをDIYで最初から最後まで組み立てる方法」と、一般人がイチから製作する内容となっています。
まず登場したのは「マジェスティ250」の足まわりとエンジンで、床に置かれた角断面鉄フレームに配置されますが、実はこれは治具です。
慣れた手つきで治具に足まわりとエンジンを固定すると、鉄パイプを切ったり曲げたり溶接したりで、みるみるフレームが完成していきます。
しかし動画を見る限り設計図らしきものは確認できないので、全て脳内図面とその場で臨機応変に制作している事実に驚かされます。
アッパーリンク式のスイングアーム、リアショック構造、軽量化と見た目を両立させたホールディングガゼットやトラス(補強)など、バイクとしての機構や強度もバッチリのようです。
そしてミリタリーテイストの艶消しカーキ塗装で完成した車体は、まるで既製品として販売されているかのような見事な仕上がりとなっています。
動画は河川敷での走行に切り替わり、想像以上の速さだったのかカメラマンが車体を追撮できないほど。
河川敷で数本走ったあとオフロードで砂埃を上げて走り回るキックボードですが、ライダーが直立で爆走している様に、なんだかオモシロ映像にも見えますし、足腰の弱い人は絶対に乗れない代物のようです。
そのルックスや走破性などに惹かれてしまう立ち乗りオフロードスクーターは、灯火類を装備しても日本の公道走行が出来るかは分かりませんが、「欲しい! 乗ってみたい!」と、動画を見ているとワクワクした気持ちになることでしょう。