エアクリーナーを排除し空気を直接取り込む「ファンネル(ベロシティスタック)」 レーシングバイクが採用する理由と一般車両でのリスク
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「ファンネル」についてです。
古いレーサーの定番アイテム
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「ファンネル」(ベロシティスタック)についてです。

ファンネルとは、キャブレターやインジェクションのスロットルボディの吸気側に装着されている漏斗(ろうと、じょうご)状のパーツで、レーシングマシンなどで見ることができます。
本来、キャブレターの吸気側はエアクリーナーボックスとつながっています。しかしエアクリーナーはキャブレターに吸い込む空気を綺麗にする代わりに、吸気効率を下げてしまうこともあります。
そこでキャブ車のレーシングマシンでは、吸気効率アップによるパフォーマンス向上を目的に、エアクリーナーボックスの排除が当たり前となっていました。ファンネルを取り付けることで、空気を直接キャブレターに取り込むのです。

ちなみに公道車両でエアクリーナーを取り外すのは違反となります。また、レーシングマシンでは頻繁なオーバーホールが当たり前ですが、オーバーホールを頻繁に行うことが難しい公道マシンで同じことをすると、キャブレターやエンジンの故障の原因にもなるので注意が必要です。
また、フューエルインジェクション車でもファンネル化されるケースを目にする機会がありますが、吸気量増加により燃調が崩れるリスクがあるため、ECUのチューニングを行う必要があります。









