排気音だけでなく走りも左右する!! レイアウトや形状も様々!! マフラーの「サイレンサー」とは?

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「サイレンサー」についてです。

排気音を抑えつつ、特性も変化させる!

 バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「サイレンサー」についてです。

 サイレンサーとは、エンジンから排出される音を抑えるための消音装置で、一般的にはマフラー後部に装着されています。

 日本では排気系全体をまとめて「マフラー」と呼ぶことが多いですが、厳密には消音を担当する部分がサイレンサーで、排気音を抑えるだけでなく、排気効率やエンジン特性にも影響を与える重要なパーツです。

 サイレンサーの内部構造にはさまざまな方式があり、パンチングパイプの周囲にグラスウールなどの消音材を巻いて音を吸収するタイプや、内部で排気経路を複雑に折り返して音を減衰させるタイプなどがあります。

 これらは排気に抵抗を与えることで音量を抑える仕組みですが、抵抗の大きさによって低速トルク重視、高回転重視などエンジン特性にも違いが現れます。

シート(テールカウル)の真下にサイレンサーの排気口が覗く「センターアップマフラー」。画像はヤマハ「YZF-R1」(2004年型)
シート(テールカウル)の真下にサイレンサーの排気口が覗く「センターアップマフラー」。画像はヤマハ「YZF-R1」(2004年型)

 またサイレンサーは音質にも影響を与えるため、重低音を強調したものや高回転時の抜け感を重視したものなど、製品ごとに個性があります。

材質もスチール、ステンレス、チタン、カーボンなどさまざまで、重量や放熱性、音の響き方にも違いがあります。

 長期間使用すると内部の消音材が劣化し、音量が大きくなる場合もあるため、定期的な点検やリペアが必要です。
 
 現在、公道用マフラーには騒音規制が設けられており、基準を満たした製品には政府認証が与えられています。サイレンサーは音だけでなく、性能や乗り味、さらには車検適合にも関わる重要パーツと言えるでしょう。

【画像】え、こんなに!? 時代によって配置が異なるバイクのマフラーを見る(26枚)

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