同じ車名なのに、じつは違うバイク!? 車体のデザインやエンジン、フレームなど大規模な変更を行う「フルモデルチェンジ」とは?

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「フルモデルチェンジ」についてです。

一般的には型式が変わればフルモデルチェンジ(例外あり)

 バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「フルモデルチェンジ」についてです。

2024年にフルモデルチェンジしたインディアン「スカウトボバーリミテッド」
2024年にフルモデルチェンジしたインディアン「スカウトボバーリミテッド」

 現行モデルの各部を見直す「モデルチェンジ」のうち、デザインはもちろん、エンジンや車体の設計、そして型式認定番号も変更したものを特に「フルモデルチェンジ」と呼びます。

 型式認定番号が変わったということは、一般的なモデル名は変わっていなくても法的には別モデルです。

 ヤマハのロングセラーモデル「SR400」を例に挙げると、1978年に発売された最初期型の型式は「2H6」。フロントブレーキがドラム式になった1985年式からは「1JR」となります。

 さらに何度かの型式変更を行い、2019年に発売された「最終型」の型式は「2BL-RH16J」。どれも一般的には「変わらないSR400」として知られていますが、じつは法的に見れば、別モデルになってしまうのです。

 対しては各部の変更をしつつも、型式認定番号までは変わらない場合は「マイナーチェンジ」と言います。ただし、これらの定義は明確なものではなく、型式認定番号が変わっていないにも関わらず、デザインや機構などで大幅な変更があった場合は「フルモデルチェンジ」ということもある。

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