バイクの特性は気筒数だけに限らない!! エンジンの性格を表す大事な数値「ボア×ストローク」とは?
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「ボア×ストローク」についてです。
「ボア・ストローク」比で、エンジンの性格が決まる!?
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「ボア×ストローク」についてです。

ボア×ストロークとは日本語で表記すると「内径×行程」。バイクのスペックシートには必ず表記されている項目ですが、これはシリンダーの大きさとピストンの移動量を表しています。
「ボア(内径)」とはシリンダーの内径で、「ストローク(行程)」はピストンが動く量のこと。一般的には、ボアよりもストロークの数値が大きい場合は「ロングストローク」と言います。鼓動感が大きかったり、低速トルク型のエンジンになったりするのが特徴です。
対して、ボアの方が大きければ「ショートストローク」と呼ばれ、高回転型のエンジンになります。
ボアとストロークがほぼ同じ場合は「スクエア」となり、両者のいいとこ取りな性格になるケースが見られます。
すべてその通りというわけではありませんが、エンジンの性格を知るための目安として知っておくと良いでしょう。
また、この数値をもとに燃焼室の体積を計算すれば、1気筒あたりの排気量を知ることができ、気筒分をかければ相排気量になります。











