バイクの「希望ナンバー制」現実に!? 「大阪モーターサイクルショー2026」で経産省自動車課が放った一言にザワめく 2026年度開始予定
バイクの「希望ナンバー制」の実現が間近に迫っています。「大阪モーターサイクルショー2026」のステージイベントで、経済産業省が言及し、歓喜の声が上がりました。
バイク・ラブ・フォーラムの開催を知らせるステージイベントで
2026年3月22日、「大阪モーターサイクルショー2026」の最終日にあたる3日目のステージイベントで、「バイクの希望ナンバー制」が話題になりました。
バイク団体の会議「バイク・ラブ・フォーラム」の第14回開催が9月26日、熊本県大津町で開催されることで、一般のバイクユーザーにも参加を呼びかける中で、主催団体のひとつである経済産業省が登壇しました。
産業振興の視点で国内外のバイク市場の動向やバイク政策について解説し、その最後に製造産業局自動車課・堀江大地課長補佐が次のように述べました。
「125cc以上のバイクに関して、希望ナンバー制が2026年度に開始される予定です。具体的な時期や手続きについては、今後、国交省から発表される予定と聞いています」

「希望ナンバー制」は、ナンバープレートの数字の部分を、ユーザーの好きな数字に変えて交付を受けることができる仕組みです。1999年に登録車(いわゆる乗用車)が、2005年に軽自動車でも始まりましたが、バイクはいまだ実施予定に留まっています。
バイクにも希望ナンバー制を取り入れるかどうかは、2023年6月から約4回にわたって検討会が開催され、2024年3月19日に方向性の取りまとめが行われました。
その中にはバイクのナンバープレートの様式(文字や数字の配置などのデザイン)の見直しとセットで「2026年度に希望番号制度の導入を行うことが適当であると考えられる」と記載されましたが、実現には至っていません。
ステージで司会を務めたモデライダー(モデル+ライター+ライダー)の多聞恵美さんも前のめりで聞き入り、「聞きました!?」と、来場者に賛同を求めていました。
堀江氏は、バイク産業振興に携わったことをきかっけに普通二輪免許を取得し、ユーザーの視点も持っています。こんな期待も寄せています。
「バイクの名称にしたり、型番にしたり、自分の誕生日にしたり、語呂合わせやラッキーナンバーをつけていただく。さまざまな楽しみ方があると思う。バイクは四輪以上にカスタムを楽しむ方が多いと聞いているので、希望ナンバー制は四輪以上に親和性が高いかなと思っています。ぜひ楽しみにしていただければと思います」
世界市場で日本の四輪車産業が占める割合は24%(2024年)です。ところが、バイク産業では国内4メーカーの世界シェアは49%(2024年)と、強い競争力を誇っています。
毎年1回、経産省と開催地の地方自治体、バイク関連団体が一堂に集まる「バイク・ラブ・フォーラム」では、この強い産業競争を内需にどう活かしていくかを考えています。
その意味で希望ナンバー制は、バイクユーザーを増やすきっかけになることは間違いありません。
その仕組みは国土交通省物流・自動車局自動車情報課が担っていますが、国内バイク保有台数の減少を食い止めるための利用環境や、規制緩和策の一例としてアピールされたようです。
遠く「幻の制度」となっていた希望ナンバー制が、いよいよ現実のものとなる日に向かっています。国交省の正式発表が待たれます。
Writer: 中島みなみ
1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。







