日本人ビルダーの「エンジン2機掛け」カスタムバイクに注目集まる!! イギリスではどんなカスタムが人気? ロンドンのカスタムショー「Bike Shed Moto Show London」に潜入
2026年5月22日から24日にかけて、イギリス、ロンドンでバイクのカスタムショー「Bike Shed Moto Show London(バイク・シェッド・モトショー・ロンドン)」が開催されました。
欧州最大級のカスタムバイクイベント
2026年5月22日から24日にかけて、イギリス、ロンドンでバイクのカスタムショー「Bike Shed Moto Show London(バイク・シェッド・モトショー・ロンドン)」が開催されました。
バイク・シェッド・モトショー・ロンドンは、ヨーロッパ最大級のカスタムバイク文化イベントの一つです。
毎年、ロンドン東部の19世紀に建てられたタバコ用倉庫をリノベーションした「タバコ・ドック」で開催されています。
展示されるバイクは厳選されており、すべてのバイクが参加できるわけではありません。イギリス、ヨーロッパ、日本、アメリカのビルダーたちが、カスタムバイクを毎年展示しており、バイクの他にタトゥーショップ、ライブミュージック、フードの屋台や洋服の出店もしており、どんな人でも楽しめるイベントになっています。

ハーレーダビットソン、ロイヤルエンフィールド、トライアンフなど多くのスポンサーも参加しました。
会場ではロイヤルエンフィールドをベースに、日本のカスタムビルダー「Custom Works ZON (カスタム ウォークス ゾン)」が製作した「VITA(ヴィタ)」が来場者の注目を集めていました。
同カスタムバイクは個性的な形状のガーダーフォークと極端に大径化されたフロントホイールによって独特のシルエットを生み出しており、会場内でもひときわ異彩を放っていました。
磨き上げられたアルミ素材の質感に加え、マホガニー素材のタンクトップやレザーシートが組み合わされ、工業製品でありながら工芸作品のような雰囲気を感じさせる仕上がりとなっており、Custom Works ZONらしい、まるで彫刻作品のような美しいカスタムに仕上げられていました。
特に目を引いたのは、2機掛けのエンジンと有機的なラインを描くマフラーです。エンジンから流れるように伸びるエキゾーストは、機能美とハンドメイド特有の柔らかさを同時に表現していました。
また、無駄を削ぎ落としたフレーム構成や低く構えた車体バランスからは、単なるショーバイクではなく、走行性能まで意識したビルダーの思想も伺えました。
展示スペースでは多くの来場者が足を止め、細部を覗き込みながら写真を撮影しており、日本独自の繊細なクラフトマンシップと、欧米のカスタムカルチャーを融合させたような一台は、海外来場者からも高い注目を集めていました。
イベントに参加したビルダーに直撃インタビュー
今回、トライアンフのカスタムバイクを出展していた北ロンドン出身のラムさんに話を伺ってみました。
ラムさんが手掛けた車両は、深みのあるメタリックレッドのタンクにゴールドの「Triumph」ロゴが映える一台で、英国車らしいクラシックなスタイルを残しながらも、トライアンフのクラシックなスタイルを残しながらスタイリッシュな仕上がりとなっています。
このカスタムバイクの特徴は乗り心地のよさでどこにでもこのバイクでいけるとラムさんは語っていました。
イギリスでは、多くのオーナーは1940年〜50年代のクラシックバイクカルチャーから影響を受けているといいますが、現代の技術を取り入れながらも、当時のヴィンテージスタイルや空気感を再現しようとするカスタムが特に人気を集めているそうです。

製作で最も苦労した点について尋ねると、「一番大変なのはエンジン周りだ」と語ります。バイクをレストアやカスタムする際には、一度車体を完全に分解し、エンジン内部のパーツ一つひとつまで丁寧に洗浄・整備する必要があるといいます。
「パーツを集めることよりも、それらを再び組み上げていく作業の方がはるかに難しい。非常に時間がかかるし、フラストレーションも大きい」と話す一方で、「完成した時には、自分だけの特別な一台ができあがる。その達成感は本当に大きい」と笑顔を見せました。
Bike Shed Moto Show Londonは、単なるカスタムバイクの展示会ではなく、世界各国のビルダーやライダーが集い、それぞれの価値観や美意識を共有する場となっていました。会場に並んだ一台一台にはオーナーたちの情熱とストーリーが込められており、バイクカルチャーの奥深さを改めて感じさせるイベントでした。

















































