ブリヂストン「BATTLAX RACING STREET RS12」徹底レビュー! 本気で走りの楽しさを追求したい人だけが履くべきプレミアムスポーツタイヤ【PR】
荷重を強めるほどに、増していく接地感
大観山を通過して、芦ノ湖スカイラインへ向かいました。ここは比較的路面状況がよく、中高速コーナーが連続し、いやらしいカーブが少ないのが特徴です。

カントのついたカーブで少しだけ荷重を強めてみます。すると明らかにタイヤと路面の接地面が広がる感覚があり、安心感とグリップ力が拡大。速度やシチュエーションにかかわらずライダーの操作に素直に反応してくれます。

また、印象的なのは電子制御の介入がほとんどないこと。これはタイヤがきちんと路面を捉えている証拠です。オーリンズ製サスペンション&ブレンボ製ブレーキの極上の反応とRS12の機能が完璧にかみ合い、バイクとの信頼がどんどん育まれていきます。
もう少し腰をずらすとさらなる反応のよさが訪れそうなフィーリングがありますが、ここは一般道。きちんと自制心を働かせましょう……。

この日はワインディングだけで100kmほどを走りました。大きな疲労感がなく楽しめているのは、無駄な力が入っていないからに違いありません。
リラックスしてスポーツ走行に挑めて、タイヤを起点に伝わってくる情報量が豊富。これが筆者の思うRS12最大の特長です。

「構えず」「力まず」に引き出せる、RS12のポテンシャル
この日の箱根の気温は21〜23度ほどだったため、休憩後はそれなりにタイヤが冷えていたのですが、走り出しに神経質にならずに済んだのも好印象でした。

前作のRS11から約6年の月日をかけて誕生したRS12は、想像以上の進化を遂げていました。一番の変化は、大きな安心感やグリップ性能のメリットを受けられるライダーの幅が広がったことです。

これまでのブリヂストンのハイグリップタイヤは、性能を引き出すのにスキルが必要な部分がありました。しかし、RS12は性能の引き出しやすさも追求しています。そしてそれを確かに実感できたのです。
前輪は、世界最高峰レースで使用実績のある新構造「HE-MS BELT」をBATTLAXシリーズとして初めて採用しています。これが走り出してすぐに感じられるしなやかさと、ライダーのわずかな荷重変化やブレーキ操作に前輪がきちんと反応するフィーリングを確保。接地圧を均一に保つ特性を味わわせてくれます。

後輪は立ち上がり時のコントロール性を向上させることで、スロットルを開ける楽しさとスポーツライディングの醍醐味(だいごみ)を高めています。前後に採用されたショルダー部のコンパウンドは、ワインディングではそれほど使うことはありませんが、フルバンク時の接地性も向上させています。

これが軽快なのに安心感のあるハンドリングだと感じやすい理由です。ブレーキングからリーン、いわゆる直立付近からわずか5〜10度のところできちんと向きを変えられるため、バイクを早く起こすことができ、立ち上がりの体勢を即座に整えることができます。

この特性が先の見通せないワインディングで、浅いバンクのままリズミカルにカーブをクリアできるハンドリングにつながっているのです。
RS12の魅力は、構えず、力まず、無理に追いかけずにその性能にアクセスできること。そこにはブリヂストン製ハイグリップタイヤの新しい姿がありました。

[Writer:小川 勤 Photo:長谷川 徹]
Writer: 小川勤
1996年にエイ出版社に入社。2013年に二輪誌『ライダースクラブ』の編集長に就任し、様々なバイク誌の編集長を兼任。2020年に退社。現在はフリーランスとして二輪媒体を中心に執筆を行なっている。またイベントレースも好きで、鈴鹿4耐、菅生6耐、もて耐などにも多く参戦。現在もサーキット走行会の先導を務める。
































































