BMWモトラッド渾身のアドベンチャーツアー 8度目の舞台はヨーロッパの秘境アルバニア!!

日本代表のなかではもっとも安定感ある走りを見せた舟橋選手。参加者全員に渡されたBMWモトラッドの純正インカムを通じて路面状況、ラインなどを後続の2名に伝える先行役も務めていました
各所に散らばるスキルを求める道。そんな環境に次第に順応していった藪田さん。GSで日本や海外を旅した体験を持ち、アルバニアで開催される未知の国を走れることに期待して参加しました。手前に写っているのはプレス参加の私(筆者:松井勉)です
アルバニアの道に慣れ始めた2日目、転倒で鎖骨を骨折し、残念ながらリタイヤとなった中澤さん。文字通り悔し涙を呑むことに。多くの参加者、スタッフから「彼は大丈夫か?」といった見舞いの言葉に、ああ、全体が大きなチームなんだ、というコトを実感
写真で見ると平らに見えますが、じつは上りの急勾配。しかも拳大以上の岩が敷き詰められた場所。通過する車の轍やタイヤが掘った穴があり、R1250GSで上るのに一苦労したポイント。まだ初日、スタート間もなくアルバニアの洗礼を受けることに
これまでより女性ライダーの参加数を増やした今回のインターナショナルGSトロフィー。6カ国の代表として12名の女性ライダーがR1250GSを走らせました。もちろん、通過するルートもスペシャルステージのコンテンツも共通です
アルバニアの郊外ではこれが日常的な風景。後続の4WD車は今大会のオフィシャルスポンサー、イネオス・グレネーダー。ん? ロバの目と車のライト周りが白リングに……デザインが一致!?
山岳路を下ると最初に通過するのが小さな集落の中、というシーン。家々の前に子供達が歩み出てライダー達を歓迎。ハイタッチを求められることが多かった
これもルートのひとつ。水量が多く流れの速い川。バランスをとりながら進む参加者たち
インターナショナルGSトロフィーは、グループで同じルートを巡る旅でもあります。この日、山岳路を登り切った場所に続いた広大な平原。この先には森の中を進む泥の道が待ち構えていたのです
3日目、4日目のキャンプ地は広大な牧草地。4日目にはキャンプ地奥に設けられた場所で3つのスペスシャルステージが行なわれました。そのひとつ、3チーム同時スタートの「遅乗りチャレンジ」です。足を地面に着いたら即終了。視覚的に精神戦の様相が展開
4日目の牧草地ステージのひとつ、3名によるリレーです。コース幅ギリギリで曲がれるよう設定されたUターンをキメる南アフリカのライダーは、ミス無く丁寧な走りが印象的
設定コースの最終地点にはトレーラーが。その手前までスラロームなどの走りをこなし、最後は手で押してバイクをトレーラーに乗せて固定する、という複合的な要素を問われる冒険ゲームなのです
純正ナビ機器を使ったゲーム。手渡されたナビに記録された場所へ、藪や川を越え辿りつき、その場にある別のナビにその場所を地点登録して戻る。ナビの知識が問われるもの。日本チームはあえなくタイムアウト。そんな2人をスマホで撮りながら追いかける筆者です
6日目、ラグーンの上を走る一直線の道を進む。ルート設定はもとより、こうしたアドベンチャーツーリングとしてアイコニックな場所で映えカットを量産するのもひとつの目的だったようです
周囲に石積みの観客席が残る史跡の競技場で行なわれた「イネオスチャレンジ」。太いロープが繋がれた総重量3トンと言われる車を、2名で停止状態からゴールラインまで曳く。男女同様というのがスゴイ
最終日の7日目。キャンプ地の海岸線を使って行なわれたファイナルステージは、チームメンバー同時スタートで全員がフィニッシュするまでのタイムを競うもの。緊張のスタート前。コースは砂地、丸石の波打ち際、折り返しのタイトターン。難ルートを見事走破しました
波打ち際の玉石の砂利浜。打ち上げられた海藻でグリップを失い転倒。防風、防砂の柵と潮が満ちた波打ち際で選べるルートが狭く、後半にトライしたライダー達は苦戦
足つきがペナルティになるタイトターンセクションをクリアし、慎重に砂浜に降りる。しかしスゴイ設定です。R1250GSの走破性を余すこと無く引き出す必要がありました
水が流れて深く掘れた溝、山側の斜面は逆バンク的になっています。慎重にバイクを進めるライダー。慎重に走ることが最も有効な通過術。アルバニアの道は、ライダー達にそう教えてくれました
最終日の最終ステージを終えた夜、キャンプ地ではフェアウエルパーティーが開催されました。完走の盾は参加者が走らせたバイクのウインドスクリーン。ティラーナの病院、ホテルで帰着を待っていた中澤さんが合流し、多くの参加者に迎えられました
アルバニアの首都、ティラーナ郊外にある国際空港から、車で小1時間の「Kamping Pa Emer」という場所に、インターナショナルGSトロフィー2022のスタート&ゴール地点が設けられました
スタート地点に到着した参加者達は、荷物を解き、支給されたテントを設営。スタートまでの準備期間の数日を過ごすことに。家を出てから始まったインターナショナルGSトロフィー、スタート地点への到着は、最初のクライマックスです
スタート地点に到着した参加者達は、荷物を解き、支給されたテントを設営。スタートまでの準備期間の数日を過ごすことに。家を出てから始まったインターナショナルGSトロフィー、スタート地点への到着は、最初のクライマックスです
アルバニアを巡る『インターナショナルGSトロフィー2022』。7日間かけて行なわれたステージの最終日、移動区間は80kmほどと短いものの、その内容は濃密。川沿いに移動する道は雨に削られ乾き、埃と轍がライダー達に最後の試練を与えたのです
9月4日のスタートを待つ「R 1250 GS Trophy」が並ぶ。アクラポビッチのサイレンサー、ショートスクリーン、前後一体型のラリーシート、メッツラーのダート向けタイヤ「カルー4」を履く仕様。カスタムされたバイクがこれだけ並ぶと壮観!
初日、ダート比率の高い移動ルートを走り終えようとするGSトロフィーライダー達。「R 1250 GS Trophy」仕様で登る石畳の道の先には城壁に囲まれた小さな町があり、史跡と言えるような場所が最初のキャンプ地でした
毎日、2チーム毎に1名のマーシャルがルートを先導。その日に設定されたスペシャルステージやランチポイント、キャンプ地へと参加者達を案内します。ダート比率、しかも難所が多い今大会では、移動アベレージが低かったのも印象的。その分、急げる場所は急ぎます
8回目を迎えたインターナショナルGSトロフィー。アルバニア大会への日本代表は、写真右から舟橋理人さん、中澤聡さん、藪田真吾さんの3名。国内予選会、決勝でライディングスキル、フィジカル、コミュニケーション力などから選ばれたGSユーザーです
ルート上で滑りやすい、転倒の可能性がある、あるいはスタックしてしまうことが想定される場合、先行ライダーがその場所をクリアしてから次のライダーがトライする、という方式で移動しました。それにしてもこのバイク、よく走ります!
3日目に現れたドロドロのU字溝の中を進むかのようなルート。バランスを崩しても足は地面の高い部分に届きますが、その場所もズルズルに滑ります。距離にして数km続いたこの道、多くの参加者がバイクとウエアを泥だらけにしたことはご想像の通りです
世界中からインターナショナルGSトロフィーのスタート地点に集まった選手達。アドベンチャーツーリングを堪能しつつ、毎日行なわれるスキルテストで腕を競い、寝食を共にして走ると不思議な結束が生まれる究極のイベントが、いま始まるのです

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