1954年に初めて海外レースに参戦したホンダ 特製マシン「R125」とは? その活躍はいかに?

車体は公営オートレースの車両をベースにフレームをパイプ材で製作。当時は「レース=ダート路面」という時代
リアサスペンションが無いリジッドフレーム。衝撃吸収はシート(サドル)のスプリングのみ
フレームが水色だからか、雰囲気は可愛く見えるがホンダ渾身のレース専用車
「R125」のベースとなった市販車「ドリームE型」の排気量146ccエンジン。フレームは鋼板プレス
「ドリームE型」は排気量146ccの空冷4ストローク単気筒OHVエンジンを搭載し、最高出力5.4ps/5000を発揮
ダート路面に適した自転車風アップハンドルの「R125」(右)に対し、MVアグスタ(左)は舗装路面に適したセパレートルハンドルを装備
MVアグスタ(赤色の車両)は1950年代に現代的な前後サスペンション、大型ブレーキを装備していた
1954年にホンダは初の海外レース、サンパウロ「400年記念祭国際オートレース」に出場。そのために作られたマシンが「R125」
フロントはガーターフォークでスプリングのみ。タンクにはホンダではなく「BENLY」のステッカーが
エンジンはダウンドラフト気味のシリンダーヘッドと大型のキャブレターを装備していた
「R125」(水色の車両)のOHVエンジンは6psで2段変速、最高速度は115km/hだった。一方当時のイタリア製バイク、MVアグスタ(赤色の車両)はOHCエンジンで16psを発揮、4段変速で最高速度は145km/hだった

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