自然の要害だった関東屈指の山城「八王子城跡」へ バイクで往く城跡巡り

曲がりくねった急坂を登ると、山の尾根へと景色が変わった。道幅は狭く、籠城には適していたと思えるが、大軍の前には無力だったのかもしれない
「金子丸」と呼ばれる曲輪にたどり着いた。ここは金子三郎座衛門家重(かねこさぶろうざえもんいえしげ)が守っていたと言われている。尾根をひな壇状に造成することで敵の侵入を防いでいた
山頂の「本丸」へ続く尾根道に築かれた平坦地の「柵門跡」。名前の由来は不明らしい
「本丸」には花が供えられていた
「本丸」の一段下にある「八王子神社」は、城の歴史よりも遥かに古く由緒ある神社で、「八王子」の地名の由来にも繋がるところ
「本丸」や「御主殿」跡を散策する前に、まずはガイダンス施設を訪れた。入館料は無料で開館時間は年末年始以外の9時~17時
ガイダンス施設では城の歴史も解説されている。落城時はまだ未完成だったらしいが、この城を落とすことを足がかりにした豊臣一派の戦上手な面もまた、印象深い
「八王子城」が天然の要害であることがわかる模型。「滝山城」の模型も置かれており、その違いも分かりやすい
「御主殿」の跡からは様々な出土品があり、展示されている。イタリア・ベネチアの生産物であるレースガラス器は、現時点では「八王子城跡」の出土のみだとか
城に立て籠もり、少数で前田軍の兵を次々と倒し奮闘する中山勘解由と狩野一庵(かのういちあん)の姿に、前田利家は2人を味方につけたいと言うが、その時すでに自刃(じじん)していたとのこと。徳川家康も2人の忠義に感動し、後に2人の子らを家臣に召し抱えたという
北条氏は歴史上滅亡した敗者ではあるが、領民を必死に守ろうとした北条氏照を始め、早雲(そううん)から始まる「北条五代」の歴史は興味深い。『大河ドラマ』実現の署名に一票入れておいた
「国史跡八王子城跡」見学者用の広い駐車場には、2輪用のスペースも確保されている
スーパーカブで「八王子城跡」へ。大型バスやクルマの駐車場が広く確保されているなか、2輪用のスペースもあるのはありがたい
「本丸」や「御主殿」跡を散策する前に、まずはガイダンス施設を訪れた。入館料は無料で開館時間は年末年始以外の9時~17時。展示スペースでは北条氏照や城の歴史を模型や映像などで知ることができる
長袖長ズボンを着用し、ハイキングに合う靴を履いていざ「本丸」へ。上りも下りもかなりの急勾配。足元に注意しながら、息を切らさないように歩いた
「本丸」がある場所は狭く、小さな祠があるだけ。この日も団体の観光客や整備を行なう地元の人たちの姿が見られ、急峻な要害にも関わらず訪れる人は少なくないようだ。花も供えられていた

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