初代空冷Zの持病!? タコメーターギヤのオイル漏れ修理 〜日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承〜Vol.11

この修理を行ったときには、オイルシールやOリングをメーカー純正部品で購入することができました。さすがにZ1やZ2は、出荷台数が多く世界的にも部品注文があるため、消耗部品は販売中止になっていませんでした。今後はどうなることでしょう……
あくまで参考画像になりますが、左がZ1/Z2シリーズの初代モデルから採用されてきたタコメーターギヤガイドで、右は、後期モデル以降で採用されているアルミ製ガイド。後期モデル用ギヤガイドを組み付けるときには、アルミ製なので無理するとガイド本体をカジってしまうこともあるので要注意だそうです
タコメーターギヤガイドを取り外し、本体から旧Oリングやオイルシールをほじくり出すように抜き取りました。無理に作業進行するとガイドやオイルシールホルダー部分にキズを付けてしまうので要注意です。分解したら洗浄し、各部を目視確認しましょう
クリーンナップしたガイドのオイルシールホルダー外周に液状ガスケットを薄く塗ってから新品オイルシールを指先で押し込みます。液体ガスケットは、オイル漏れ防止の役目以外に、組み込み時は、オイルシールの動きを良くする潤滑剤の役目をしてくれます
タコメーターギヤをメーターケーブル側から差し込み(逆に差し込む)、本体側の受けには寸法一致したディープソケットを用意します。タコメーターギヤシャフトの先端に、バリが無いか差し込む前に必ず点検しましょう
タコメーターギヤガイドに逆さま組みしたギヤをセットしたら、万力に挟んでオイルシールをギヤガイドボディのホルダーへ押し込みます。オイルシールが傾いて圧入されないように、目視確認しながら万力で徐々にゆっくり押し込みます。
タコメーターギヤボディに新品Oリングをセットします。旧Oリングは真っ二つに切れてしまったので、すでに劣化していたと考えられます。セットする前に、リング溝には液状ガスケットを塗布しました。この液状ガスケットも潤滑剤の役割を果たします
タコメーターギヤをガイドボディへ差し込む際には、極細ピックアップツールでギヤシャフトの先端がスムーズに入り、オイルシールリップをキズ付けないよう要注意。ピックツール先端にもグリスを塗布するのがベストです
手元にあった不要なガスケット紙(ここで利用しているのは2ストシリンダー用のベースガスケット)からワッシャー状のパッキンを切り出しました。ガスケットのスタッドボルト孔付近を利用することで、簡単に作れました
切り出したガスケットは、ケーブル側のリングナット内側とタコメーターギヤガイドのオイルシールホルダー先端部に挟まれるようにして使います。この対策で雨天走行時にケーブルを伝って外部からゴミが入りにくく、オイルシールを保護できます
タコメーターギヤガイド本体をシリンダーヘッドへ復元するときには、液状ガスケットをOリング周辺にしっかり塗布してから組み込みます。組み込み前には、シリンダーヘッド側ホルダー部も脱脂しましょう。組み込み後は即エンジン始動せずに待ちましょう
コンディション良く走らせることができている750RS/Z2-A後期モデルですが、タコメーターギヤからのオイル滲みが目立つようになってきました。実は、新品オイルシールを組み込んでも、その組み立て手順によっては、オイルシールリップを痛めてしまい、オイル漏れを繰り返してしまうそうです
タコメーターケーブルの締め付けマウント部分が、タコメーターギヤガイドになります。整備性の良さを求めた結果、シリンダーヘッドとは別体部品になっています。このような整備性の良さに惚れたカワサキの初代空冷Zファンも多いようです
タコメーターギヤガイドに圧入されたオイルシールの不良で、エンジンオイルが漏れてしまうことが多いそうです。ギヤガイド本体のオイル漏れ防止は、Oリングの組み込みで行われています。ここでは、オイルシールとOリングそれぞれを交換します
タコメーターギヤをガイドボディへ差し込む際には、極細ピックアップツールでギヤシャフトの先端がスムーズに入り、オイルシールリップをキズ付けないよう要注意。ピックツール先端にもグリスを塗布するのがベストです
切り出したガスケットは、ケーブル側のリングナット内側とタコメーターギヤガイドのオイルシールホルダー先端部に挟まれるようにして使います。この対策で雨天走行時にケーブルを伝って外部からゴミが入りにくく、オイルシールを保護できます
タコメーターギヤガイド本体をシリンダーヘッドへ復元するときには、液状ガスケットをOリング周辺にしっかり塗布してから組み込みます。組み込み前には、シリンダーヘッド側ホルダー部も脱脂しましょう。組み込み後は即エンジン始動せずに待ちましょう

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