車検事前メンテで発覚したら、車検取得後の「事後メンテ」で改善!! トランポもリフレッシュしよう!! Vol.19 リヤ側のシューには小型のスプリングが取り付けられています。これはパーキングブレーキ用のリターンスプリングになるそうです。バイク用ドラムブレーキと比べると、想像以上に構造が複雑なので、分解メンテナンス時には、事前に携帯カメラで各部を撮影しておくのが良いと思います サンバーTTシリーズのパーキングブレーキ用シューレバーとなる支点ピンは、後側シューの上側に低圧入固定されていました。ポンチとハンマーを使って旧シューからピンを叩き抜き、シューレバーと自動調整レバーを取り外します。サイドカーの場合は、自動車のようにこのようなメンテナンスが必要なのでしょうね ブレーキシューとドラム摺動面のクリアランスを調整するアジャスター(ストラット)が固着していると、後々になってブレーキ調整しにくくなり自動調整機能が効かなくなってしまいます。取り外して、この調整部分のネジをしっかり清掃しましょう。洗浄後はスルスルと回転するはずです。引っ掛かりがある際には、ネジのすり合わせが必要です 有機モリブデンが配合されたラバーグリスを好んで利用しているバイク仲間かつ自動車のプロメカニック。ディスクブレーキキャリパーのメンテナンス方法とグリスの添付箇所は、バイク用ブレーキキャリパーとほぼ同じ感じです。自動車部品商を訪ねると、様々なケミカルが在庫されていて勉強になります 分解洗浄したパーキングブレーキ用のシューレバーを、新しいシューへ移植します。移植予定の部品が想像以上に摩耗している時には、ためらわずに新品部品へ交換しましょう。レバー側面の摺動部に少量のグリスを塗布し、ブレーキシューのサイドエッジとブレーキパネルの摺動面エリアにもグリスを塗布します。 後ろ側ブレーキシューへ部品を移植したら、スプリング引っ掛けます。分解前に撮影した携帯画像が役立ちます。ワイヤー式パーキングブレーキは、後ろ側ブレーキシューを最初に作動させて、前後をストラットと呼ばれる調整ネジ部分で連動させます カップシリンダーにブレーキフルードの滲みや漏れが無いことを確認できたので作業進行しましたが、フルード滲みに気が付いた時には、慌てずにカップシリンダーを分解洗浄し、カップシールを交換しましょう。洗浄後にラバーグリスを塗布して復元したら、専用ツールを利用して、前後シューをスプリングで連結します 分解事前に撮影した携帯画像を確認しながら、すべての部品を復元します。前後のブレーキシューに親指を掛けて、さらにブレーキパネルを指先で押さえつつ、セットされたブレーキシュー全体が、スムーズに作動するか否か? グイグイっと動かして確認してみよう 実走32万キロのブレーキドラムはお役御免にしました。その減り方が尋常ではありませんでした。摩耗が少なく程度が良い中古部品を購入して、取り付けることにしました。ブレーキドラムをブレーキパネルへ被せたら、スペーサーを挟んでホイールナットを締め付けます。点検時の作法のようです スペーサーがホイール代わりになり、ストラットアジャスターの調整が可能になります。引き摺り過ぎないように、左右ホイールが同じ抵抗感になるように調整するそうです。左右の初期調整を一致させるそうです。サンバーは表側からの調整でしたが、モデルによっては裏側(ブレーキパネル側)から調整するケースもあるそうです。 ドラムブレーキのストラット調整レバー。下がメーカー純正特殊工具(トヨタ純正特殊工具)で、上はその純正特殊工具をベースに、切削加工を施すことでモデルによっては使い易くしているそうです。あくまで個人的に使いやすい形状に改造するのが良いそうです カチカチと指先に感じる振動と音で調整作業を進めていきます。ストラットを伸ばし過ぎるとブレーキシューが広がり、引き摺り抵抗が大きくなってしまいます。引き摺り過ぎないところで止め、ブレーキペダルを何度か踏みながら作動確認するのが良いそうです。思い込みで調整すると、良い結果は得られません 快調に走ってくれる青帽サンバーですが、さすがに楽々30万キロオーバーになると、様々なつまらないトラブルが起こります。新車でも距離が進めば同じですから、調子を見てメンテナンスを楽しみながら乗り続けていきたいと思います バイク仲間でありプロの自動車整備士でもある友人のガレージには、自動車メンテナンスに無くてはならない2柱型メンテナンスリフターがあります。わがガレージは、バイクメンテナンス専用なので、クルマを入れることができません。やっぱりメンテナンスリフターがあると作業性が良いです! 取り外した左後輪のブレーキシュー。つまり進行方向は画像の左側です。一般的に四輪車の場合は、前側シューの減りの方が、後ろ側シューよりも早いそうです。そういったこともあり社外部品では、前側だけを購入できる部品設定になっているようです 純正ブレーキシューは、左右4枚のセット販売が各メーカーともに純正部品設定のようです。一方、社外部品のブレーキシューには(社外とは言ってもメーカー純正ブレーキシューを製造納品するブランドもあります)、前方の2枚と後方の2枚がセットになり販売されている例があります 関連記事 バイク業界大手の知られざる裏側、岡崎市の拠点にメディア初潜入 (PR)RED BARON ハイギヤード仕様「サンバーディアスワゴン」用3ATを搭載 “トランポサンバー”もこれで楽々高速移動できる!! 純スバル「サンバー」へのこだわり Vol.27 革新のハイグリップタイヤ「RS12」を徹底テスト! (PR)BRIDGESTONE クラッチアウターの脱着で活躍! 回転する部品を保持する「シザーズホルダー」とは? バイク仲間から預かったOHCエンジンのホンダ「スーパーカブ90」(1967年型) 初期シリーズモデルの復活メンテナンス開始!! この画像の記事を読む バイク不足で高騰中!愛車の相場を調べてみる>> 画像ギャラリー