車検事前メンテで発覚したら、車検取得後の「事後メンテ」で改善!! トランポもリフレッシュしよう!! Vol.19
軽ワゴンのサンバーディアスで「軽トランポ生活!!」を楽しんでいる私です。しかし、軽ワンボックスは大型バイクの積載が大変です。明らかに不向きだと判断しましたので「軽トラ」を追加導入しました。そんな軽トラサンバー、あれやこれやで3台目になりました。バイクのドラムブレーキにはシングル&ツーリーディング式がありますが、四輪旧車のスポーツモデルのフロントドラムブレーキにも、何と2リーディング式があるそうです。自動車用の油圧式ドラムブレーキのメンテナンス経験が無いぼくは、プロメカニックにノウハウポイントを教わり、作業進行しました。
フロントブレーキは点検&パッド交換も実践しましたが……
2年に1度の継続車検へ持ち込む際には、前後ブレーキの点検と調整、ヘッドライトの光量確認と光軸調整、ステアリングやドライブ系ジョイントブーツに破れや破損、そして、グリス漏れや滲みなどが無いか、しっかり点検しなくてはいけません。先日、継続車検をパスした通称「青帽サンバー」こと、元赤帽運送協同組合払い下げ車は、これらの事前メンテナンスをしっかり行っていました。

検査事前の答え合わせは、車検場近所にある予備車検屋さん(通称テスター屋さん)で有料確認することができます。ぼくの場合は、黄ばんでいたヘッドライトボディを交換していたので、ヘッドライトの光量確認と光軸調整をお願いしました。
ブレーキに関しては、フロントのブレーキパッドが交換時期を迎えていたので、手持ちの新品パッド2種類をバイク仲間の整備ガレージへ持ち込みました。ところが、すり減ったパッドを外してみたところ、なななんと「パッド形状がまるで違っています!!」。
早速、インターネットを検索してWEBパーツリストで調べると、どうやらサンバーには4種類のブレーキパッドがあるようです。バンやトラックの12インチタイヤに対して、ワゴンの13インチタイヤ車は、ローター径が大きい分、キャリパーが異なり、ブレーキパッドの形状も異なっていました。さらに前期モデルと後期モデル用があるらしく、それ故に4種類のブレーキパッドが存在するそうです。
持ち込んだブレーキパッドは、多分、後期モデルの12インチ用と13インチ用だったと思われます。見ただけでも、形状がまるで違っていましたので、仲間のガレージ近所にある部品商さんへ問い合わせてくださいました。
すると、倉庫に在庫がありましたので、早速購入しブレーキパッド交換を行いました。キャリパーピストンの「もみ出しクリーニング」は、ノーマルサンバーTT1から青帽サンバーTT1へ乗り換えた時期に、自宅ガレージで実践していました。そこで今回は、キャリパー外側からブレーキクリーナースプレーを吹き付け、洗浄するのみにしました。あとはパッド裏やパッドシムに鳴き止めグリスを適量塗布して、ブレーキキャリパーへ復元しました。
事後メンテナンスでリヤブレーキシュー交換
リヤブレーキに関しては、他の軽トラと同様にドラムブレーキ仕様なので、ドラムを引き抜いてブレーキパネルに取り付けられるシューの摩耗を点検しなくてはいけません。

そこでドラムを引き抜き取り外すと、左右の前後シューはいずれも「アウト目前」だと判明です……。リヤのドラムブレーキには、サイドブレーキ機能もあるため、シュー交換には様々なノウハウがあります。また、走行32万キロオーバーだったこともあり、ドラムとシューの摩擦面の減り具合も相当なものでした。

すると「ドラムブレーキはクリーニングと調整だけ済ませて、車検取得後にブレーキシューは交換、ドラムは内面研磨後に組み立てましょう」という「事後メンテナンス」を提案して下さるプロメカニック。
事後メンテナンスとは言え、当然ながら車検場で検査ラインに入り、すべての点検項目で「〇」にならないと継続検査はパスできません。そんな状況を理解した上で、継続車検の日程を予約して、プロメカニックでありバイク仲間の地元にある軽自動車協会へ青帽サンバーを持ち込み、車検をパスさせました。
それでもやっぱり、機械は正直です。リヤブレーキの検査では、一回目には「×」が出てしまいました。「もう一度」のサインが出た2回目の検査では、ブレーキペダルを押しつぶすように思い切って踏み込み、「〇」評価を頂けました。さすが百戦錬磨のプロのお仕事です。
継続車検から数日後にバイク仲間のガレージへ向かうと、リヤブレーキシュー4枚(左右それぞれの前後)が準備され、ブレーキシューの「事後交換」を行いました。作業の工程はギャラリー写真とキャプションを参考にしてください。
Writer: たぐちかつみ
フリーランスライター。バイクも作る国内自動車メーカーの生産技術開発部門を経てから大人向けのバイク専門誌「クラブマン」誌へ合流。同誌のメンテナンスコーナーが縁で、1995年春には「モト・メンテナンス」誌を創刊し編集長を務めた。同誌休刊後の2019年秋からは、内外出版社にて「モトメカニック」誌を創刊。現在も同誌編集長を務めている。















