締めすぎも緩すぎもNG! 整備の品質や車両の信頼性を左右する「締め付けトルク」とは?

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「締め付けトルク」についてです。

ボルトやナットを適正な力で締め付ける基準

 バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「締め付けトルク」についてです。

適正な締め付けトルクを知るには「サービスマニュアル」が必要

 締め付けトルクとは、ボルトやナットを締め付ける際の適正な力のことです。単位にはN・m(ニュートンメートル)が用いられ、古い整備書ではkgf・mで表記されている場合もあります。

バイクは部品ごとに適正な締め付けトルクが定められており、サービスマニュアルにはその数値が記載されています。

 締め付けが弱すぎると走行中の振動でボルトが緩み、部品の脱落や故障につながる恐れがあります。

トルクレンチを使ってブレーキキャリパーの取り付けボルトを締めているところ
トルクレンチを使ってブレーキキャリパーの取り付けボルトを締めているところ

一方、締めすぎるとボルトやネジ山を傷めたり、アルミ製部品を変形・破損させたりする原因となります。そのため、ボルトは「強く締めれば安心」というものではなく、適正なトルクで締め付けることが重要なのです。

 指定トルクで正確に締め付けるには、トルクレンチを使用するのが基本です。特にエンジン内部やブレーキ、ホイールまわりなど、安全性に関わる部分では締め付けトルクの管理が欠かせません。

 締め付けトルクは、整備の品質や車両の信頼性を左右する、基本かつ重要な指標だといえるでしょう。

【画像】「締め付けトルク」ってナニ? ボルトが使われている部分をよく見る(11枚)

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