製造から半世紀してもまだまだ現役のホンダ「スーパーカブ90」 コントロールする楽しさはレスポンスが良い操作性が大切 「スライド式スロットル」ならではのメンテナンス方法とは?

グリップラバーを外した状態でスロットルハウジングとスロットルパイプをハンドルへ復元します。グリップ無しでスムーズに作動するか確認してみました。グリップが無くなったことで、引き摺りのような引っ掛かり感覚が軽減されました
ハンドルパイプからスイッチハウジングとスロットルパイプを取り外します。スイッチハウジングとスロットルパイプを仮組みして、スロットルパイプがスムーズに回転するか否かも確認します
スロットルグリップラバーが押し込まれ過ぎていて、グリップフランジの内面がスイッチハウジング側面と干渉し、作動性が低下していることがわかりました。グリップの隙間に防錆スプレーを吹き付け、まずはグリップを抜き取ります
防錆浸透スプレーを吹き付けて、接着部分へ浸透させてからスロットルパイプを万力でクランプして、スロットルグリップを引き抜きました。先細のエアーガンを隙間に突っ込み吹き込むことで、容易に抜けます
ここでもう一度、スイッチハウジングにスロットルパイプをセットして、スロットルパイプがスムーズに回転するか確認しました。スロットルパイプの変形によって、スロットルの回転が重いことも過去に経験したことがあります
スライドスロットルの作動性もしっかり確認しました。スライダーにピックアップツールを引っ掛けて、グイッと引いてワイヤーの動きを確認します。スムーズに戻るか? 確認しました。ワイヤーの作動性に問題があることも多いようです
ハンドルパイプ側の溝にバリが出ていないか確認しながら、すべての部品にパーツクリーナーを吹き付けてウエスで拭き取りクリーンナップします。バリが出ていたら、擦り合わせで除去しつつ、各部にグリスを塗布して復元します
ハンドルパイプにスライダー、スイッチハウジングを復元したらスイッチ、ハウジングを締め付け固定してスロットルパイプの作動性を確認します。スロットルグリップを固定するために、グリップボンドをスロットルパイプへ塗布します
スロットルワイヤーの作動性確認は、キャブレターのメンテナンス時に行うのが合理的です。グリップを再固定するときには接着剤を塗布し、厚紙を挟んで押し込み、乾燥硬化後に厚紙を引き抜けば、グリップとハウジングは干渉しなくなります
スロットルパイプがスムーズに作動しないと気持ち悪いと言うか、乗りにくく感じるライダーは多いと思います。その操作性が悪い原因を突き止めて対処することで、気持ち良く走れるようになります
スロットルパイプを分解して、各部のコンディションを確認してみます。例えば、長年放置され続けていたバイクの場合は、サビの発生やグリスの固着でスライド部分が動きにくいこともあります

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