かつてはスーパーカブの「純正ツーリング仕様」が存在していた!? 1970年代の輸出モデル用セミダブルシートでスポーティなイメージに

車両購入した当時は、クロームメッキの純正リヤキャリヤ+脱着式キャリヤシートが取り付けられていました。この仕様は、この仕様で、スーパーカブらしいデザインです
ガレージセールで購入したセミダブルシートは、化粧モール付きで程度は良かったのですが、残念ながらシート表皮が完全に破れ、部分的に欠落していました
化粧モールと破れたシート表皮を取り外して、海外ネット通販で購入した輸出仕様のセミダブルシート用補修表皮を被せてみました。間違いなくこのシート用の表皮です
シートボトムのサビが気になったので、ボトム鉄板にアンコスポンジを取り付けたまま、サンドブラスト処理でボトム鉄板のサビを可能な限り除去しました
ボトム鉄板とスポンジアンコをセパレートにしてから、ブラスト処理するべきだったと後々後悔しました……。コロナマスカーを使ってスポンジアンコをマスキングします
ペイントに利用したのはイサム塗料から発売されている2液式の高級ウレタン塗料「エアーウレタン」の7分艶ブラックです。7分艶を選択したのは、あくまで個人の好みです
一気にスプレーするのではなく、全体的に薄くスプレーしながら塗り重ねることで、塗膜を増していきます。エアーウレタンを半分程度使ったところで、仕上げられました
薄く大きなビニール袋をカットしてスポンジアンコ全体を覆い、アンコへの防水処理を施しました。直接表皮を張り込んでしまうと、縫い目から雨水が染み込んでしまいます
シート表皮の中央前後にマーキングを入れ、シートボトム側の中央前後にもマーキングを入れ、マーキング同士を合わせるように表皮を張り込みます。これは基準です
マーキングに合わせて左右を巻き込むように引っ張り、ボトムの歯に引っ掛けてシートを張り込みます。ヘアードライヤーで表皮を温め伸ばすと張り込みやすくなります
シートボトムフランジにある、表皮を引っ掛ける歯が折れていなかったのが良かったです。張り込み終えたら、化粧モールの固定穴を探して、千枚通しを突き刺します
化粧モールにピンをセットして、千枚通しを突き刺した穴にピンを押し込み、スピードナットと呼ばれる固定金具で保持します。まずはすべて仮固定です
化粧モールの取り付け状態を前後左右で確認し、バランスがよいところでスピードナットをしっかり押し込み完全固定します。ピンを折り曲げれば完成です。ところが……
1970年代のスーパーカブ特有のデザイン、楕円にフチ取られたHONDAロゴの位置が低過ぎてカッコ悪いので、モデルクリエイトマキシへロゴ位置変更をオーダーしました
元ロゴをアセトンで消してから、ロゴ周辺を染めQブラックでペイントします。カッティングマシンで切り出したロゴを新たに張り込み、新規ロゴ入れを行います
この年代のシートロゴは純白ではなく、銀色が混ざったロゴ色なので、その雰囲気を調色して頂き、ペイントしました。ロゴ位置によってシートの雰囲気が変わりますよね
楕円にフチ取られた中にロゴが入る1970年代のスーパーカブ。モデルクリエイトマキシでは、このようなオリジナルシートへのロゴ入れを特注して頂けます
1971年に登場したスーパーカブC50K1‐II型のパーツリスト画像です。50ccモデルにはセミダブルシートのツーリング仕様が存在しました。70と90は完全なダブルシートでした
C50K1-II型とC70K1-II型のパーツリストの比較です。2名乗車が可能な70や90では、完全なダブルシート仕様でした。コンプリートの現存車は少ないですね
輸出仕様のC50K1用セミダブルシートを取り付けたイメージになった、かもめカブC90K2の1974年型。サドル型シートからツーリングシートになることで、スポーティな印象に変わりますよね

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