ホンダ旧横型ミニ系「北米専用」モデル「SL70」フルレストア 分解バラバラのフレーム各所の痛みは溶接修理

完全バラバラに分解してからフルレストア進行します。エンジンに関しては、ダックスいじりで搭載していたエンジンの中身を移植しようと思います。旧ホンダ横型エンジンは、チューニングベースとして最高に楽しめるエンジンです
オフロード車なので、ステップゴムのヌケやズレを防止するため、差し込み軸となる芯は四角形になっています。このストッパーが摩耗して下へ傾いていたので、摩耗部分に溶接肉盛り&グラインダー仕上げで正しい位置に戻します
オフロード車なので、ステップゴムのヌケやズレを防止するため、差し込み軸となる芯は四角形になっています。このストッパーが摩耗して下へ傾いていたので、摩耗部分に溶接肉盛り&グラインダー仕上げで正しい位置に戻します
久々にボロバイクの「フルレストア」を楽しませて頂いてます。こんなボロでもサビらしきサビが無いのは、さすが彼の地アメリカからの里帰りと言えます。サイドスタンドマウントは楕円摩耗していることが多いので、状況に応じて仕上げます
サイドスタンドの穴は完全に楕円になっていて、修正するのが大変な箇所でもあります。こんなときにはテーパーリーマで穴を拡大しつつ、まずは真円化を目指し、その後、ストレートリーマで丸穴に仕上げます
拡大した穴にブッシュを打ち込み修正するのが手っ取り早く、後々の修理も楽だと考えました。穴を溶接で埋めるのは難しくありませんが、後々新規の穴加工が面倒になります。ここではブッシュを旋盤加工で製作中
潤滑性および耐摩耗性を考慮してリン青銅の素材棒からブッシュを削りだして、拡大したサイドスタンドの取り付け穴に圧入します。これで痩せてないピボットボルトで締め付ければ、完璧になると思います
ストレートリーマの仕上げサイズに対して5/100mmほど外径を大きくしつつ、リングのエッジを面取りして仕上げたリン青銅製のブッシュ。サイドスタンドブラケットの拡大した加工穴に、叩き込みながら圧入しました
削り出しブッシュの面取り部まで圧入できたら、大型万力にサイドスタンド部分を挟んで、万力の力で圧入するかの如く押し込んでいきます。加工公差を間違わなければ、いい感じにスムーズ圧入できると思います
ガタなくスムーズに削り出しブッシュを圧入できれば作業完了です。グリスを塗布してサイドスタンドを取り付け、スムーズに作動するか否か? ストッパーの位置は正しいか? 確認すべきポイントは数多くあります
サイドスタンドを出したときに、当たるストッパー部分へも溶接肉盛りを行い、グラインダーで形状に合わせて削って仕上げました。ピボットボルトを新品に交換すれば、ガタはさらに少なくなり良好のようでした
2mm厚の端帯板の端材を用意して、コンターマシンでカットしました。サイドスタンドの「靴底」にあたる部分が完全に減って、ペラペラ状態でしたので、靴底を補強しなくてはいけません。ペイント後では後の祭りです
靴底の形状に合わせて帯板を切り出し、ハンマーで叩いて微妙なカーブを純正スタンドのようにしてから、サイドスタンドの底部分に溶接しました。こんな部分の補修は溶接肉盛りではなく、新たな材料を溶接するのがベストだと思います
純正のデザイン形状を崩さないよう、似た感じにグラインダーで仕上げます。「SL70」のサイドスタンドヒールは独特な形状をしていて、他モデルとは異なるデザインでした。デザイナーのこだわりでしょうか?
ひと通りの溶接肉盛りと仕上げ加工を終えたフレームと周辺部品。一歩下がって全体を見渡し、作業忘れが無いか? 各部を再確認します。ここで、リアフェンダーを取り付けるの前側マウントブラケットに亀裂を発見しました
サイドスタンドピボットの楕円摩耗は当然、可倒式ステップのストッパーまでが完全に摩耗していた「SL70」のフレーム。摩耗部分は溶接肉盛り&削りでしっかり修理しました
フレーム及び周辺パーツのペイントはパウダーコーティング・カトーさんへお願いすることにしました。「おぉ、珍しいバイクだね!! このフレームは初めてだ。この時代の「SL」シリーズのシルバーフレームと、同じ色で良さそうだね?」と加藤さん

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