「鉄カブ」時代は当たり前のポイント&コンデンサ点火システム 定期的な清掃と適時調整が必須!! モデルタイプによって異なりますが、「かもめカブ」シリーズの通称「くじらカバー」には、フライホイール部分のみを取り外せる点検窓があります。上部の突起とフライホイール外周のF刻線がアイドリング時に一致しているか、タイミングランプで点検します タイミングランプを当てると刻線が現れます。一番右の線が「T」刻線(トップ=上死点)で、その隣が「F」刻線(ファイア=着火)。左側の2本線は、最大点火進角の刻線で、2500~3000rpmも回せば、スパークアドバンサが遠心力で作動して突起部がこの線の間に入ります フライホイール側面の覗き穴を利用して、ポイント接点のギャップ調整を行うことができます。「スーパーカブ」の場合は、ポイントギャップを0.3~0.4mmの間に調整することで(シックネスゲージを利用します)、点火タイミングの「F」マークとほぼ一致する設計です ポイントやコンデンサを取り外したいときには、フライホイール専用工具を利用します。このフライホイールプーラーはホンダ純正の特殊工具ですが、他のモデルでも使える設計になっています。社外の特殊工具でもこのタイプは販売されています 左のフライホイール(マグネットローター)を取り外すと右のコイルベースが現れます。一般的にポイントやコンデンサ交換時には、ベースごと取り外さなくても作業可能です。ベースを取り外すとベース外周や締め付け部分に入るOリングを交換できます 左がスパークアドバンサー付きのフライホイールで右はアドパンサー無しです。右の部品は「モンキー」や「ゴリラ」用で、外周を削って軽量化してあります。6ボルトエンジン車でアドパンサー付には通称「Lクランク」、アドパンサー無しには通称「Sクランク」が組み合わされます フライホイールの裏側にポイントを開閉断続させるポイントカムが付きます。アドパンサー付フライホイールは、回転上昇時に遠心力でポイントカムが回り、高回転域の点火時期が早めます。固定進角のフライホイールは、最大進角と同タイミングに固定されてます 取り外したポイント接点を指先でつまんで開くことで、ポイント接点のコンディションを目視確認できます。長期放置車で水分が混入すると、サビや汚れでポイント開閉がスムーズにできないケースが多々あります。そんな時には部品交換してスムーズ作動を求めます 強化プラスチック(ベークライト)製のポイントヒールが擦り減ると、ポイントタイミングが変わり、ポイントギャップも狂います。開閉軸の作動が硬くなるとポイントヒールの減りは早まります。ベースプレートのオイルフェルトにグリスを含ませ潤滑促進しましょう ホンダ横型50/70エンジンは、フライホイール内にコンデンサがマウントされています。配線の接続はハンダ固定式なので、交換時には熱し過ぎないように素早いハンダづけを求められます。ハンダ熱でコンデンサをパンクさせてしまうこともあります アイドリングが不安定な「スーパーカブ」は、キャブのスロー系汚れうんぬんと同時に、点火系の確認点検も必ず行いたいです。ホンダ横型50/70エンジンのフライホイールは、クランクケース左側のカバー内にあります ポイント接点が閉じた状態で短冊状かつ二つ折りにしたコピー紙を接点に挟みます。スプリング張力で挟まれたコピー紙をゆっくり引き抜くことで、ポイント接点の汚れがコピー紙へ移り接点を脱脂できます。コピー紙にパーツクリーナーを少量吹き付けるのも効果的です 関連記事 「ホンダが作るヤマハのバイク」!? 異なるメーカーが互いのバイクを生産する「OEM」ってナンダ!? 21年目を迎えたニューオーダーチョッパーショーが示した「新秩序」とは? 新たなフェーズに入った神戸の夏 往年の「BAJA」仕様が蘇る!? シルバーバックがホンダの人気モデル「モンキー125」限定車「EX カスタム」の先行注文受付を開始 ヤマハ初の本格原付スクーター!! 好況感に乗って「ベルーガ」登場 フルカバードボディにステップスルー ビルトインの灯火類で高級感もアップ 免許不要で最大約130km乗れる特定原付!! ELEMOs「ELEGRAN G-class」が国の保安基準をクリア この画像の記事を読む バイク不足で高騰中!愛車の相場を調べてみる>> 画像ギャラリー