酷暑ニッポンに備えて!! エアコンが効かないのは死活問題!? 不調の原因も実に様々 海外でも大人気の軽トラ 純スバル「サンバー」へのこだわり Vol.24

冷媒ガスの噴射コントロールを行うエキスパンションバルブと冷媒ガスのフィルタータンクを交換しました。新品エキスパンションバルブは、さすがに通路内がピカピカです
実走行距離が40万kmオーバーなので、何が起こっても不思議ではありません。エキスパンションバルブは助手席足元にあり、交換し難いものの、外から交換できます
取り外した冷媒ガスのタンクとエキスパンションバルブ。いずれも直接アクセスできる部品ですが、軽自動車でキャビンが小さな軽トラは、バルブの交換が大変です
あくまで自己責任に於ける処方で、4サイクルエンジン用スーパーゾイルをエアコンオイルに添加してみました。エキスパンションバルブの交換時に注入しました
エアコンスイッチを入れてコンプレッサーのクラッチが切り替わると、ベアリング音ではなくコンプレッサー本体から「ミャーミャー」と異音が聴こえていましたが……
冷媒フィルタータンクとエキスパンションバルブを交換して、関連部品をすべて復元したら、真空ポンプでエアコン配管内を負圧にして、冷媒ガスを送り込みます
真空ポンプのカプラを高圧/低圧、双方のパイプに接続してポンプを回すと、レギュレーターの指針が状況を示します。負圧状況を確認しながら冷媒ガスを送り込みます
1990年代にフロンガス問題があったことで、昔の冷媒ガスとは違った134aを使うTT系サンバー。ガスを送り込む段階になると、熱交換作用で冷媒ボンベは冷たくなります
作業完了後、ガレージ前でエアコンを回して冷えるのを確認しましたが、生ぬるい風しか出て来ません。ほかに原因がありそうだと、フロア下に潜った仲間が気付きました
運転席の下にエアコン用コンデンサとラジエターを冷やすファンが2個装備されますが、そのうちのひとつ、右側のファンが回っていません。バックパネル前にあるリレーユニットから確認します
エンジン始動後にしばら待って、エンジンがある一定以上に温まると、ファンが回ってラジエターを冷やす仕組みです。リレーの役割と位置を確認しながら点検しました
右側ファンモーターのスイッチとなる水温センサーのカプラを引き抜いても、ファンが回りません。そこでファンモーターの不良と判断しました。交換部品は社外のファンモーターです
回らない右側のファンモーターハウジングは、コンデンサ一式で取り外してからでないとモーター交換ができません。このラジエターを取り外すのに苦戦しました
取り外した旧ファンモーターにバッテリー直結で電源投入すると、ウンともスンとも動きません。これでラジエターファンの不動問題は解決します。夏が来る前で良かったです
ラジエターユニットを復元してエンジン始動しました。良く冷えるエアコンとは、まだまだ程遠い冷え方です。コンプレッサーリレーの作動が、今ひとつ不安定でした
40万kmも走ると、ブレードヒューズ接点が真っ黒に汚れます。たばこのヤニかもしれませんが、フューズ自体は切れていません。こんなフューズもすべて新品に交換します。まだまだ、作業はつづきます……
自動車メーカー直系ディーラーのメカニックとして勤めてきたバイク仲間が、自動車メンテにおけるぼくの先生であり、アドバイザーでもあります。心強い限りです
まずは手を入れやすい「部品から交換していこう」というお話しになりました。周辺部品の交換だけで、何とかなるのなら嬉しいのですが、そうはいかないのが過走行車です

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