ホンダ初代「スーパーカブC 100」 開発の陣頭指揮は本田宗一郎

世界生産累計台数1億台を超えるホンダの代名詞「スーパーカブ」は、1958年に産声をあげました。初代「スーパーカブC100」は、ホンダ創業者の故本田宗一郎氏が陣頭指揮を取り開発されたモデルです。

世界で愛されるスーパーカブは、この一台から始まった!

 現在まで脈々と続くスーパーカブの歴史は、1958年8月に初代モデル「スーパーカブC100」が販売開始されて始まりました。

1958年に誕生した「スーパーカブC100」

「スーパーカブC100」は、創業者の故本田宗一郎氏が陣頭指揮を取り、使い勝手に優れ、誰もが気軽に乗れる新しい二輪車として開発されました。

 4サイクルの耐久性・低燃費と扱いやすさ、乗り降りしやすい低床バックボーンタイプのフレームやクラッチ操作を省いた自動遠心式クラッチ付き3段変速の採用などで、誕生から60年以上経過した現在でも世界各国で愛されています。

 エンジンは空冷4ストロークOHV単気筒エンジンを搭載し、最高出力4.5ps、最高速度は70km/hを実現しました。

 スーパーカブ「C100」の価格(当時)5万5000円は、当時のサラリーマン平均月収約1万6600円のおよそ3.5倍でした。

今でも古さを感じさせないデザイン「スーパーカブC100」

 また、スーパーカブは、1959年に米国に輸出を開始して以来、海外延べ160ヵ国以上で販売されており、現在では二輪市場が拡大している東南アジア地域を中心に世界14ヵ国で生産され、世界の実用車として高い評価を得ています。輸出を開始して3年後には、世界累計生産台数が100万台を超えています。

 現在、スーパーカブシリーズとしての世界生産累計は、約1億200万台(2018年6月末時点)を超え、二輪車として世界中で高く評価されているのです。

【了】

提供:くるまのニュース

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