カワサキのJ・レイ選手が持つSBK連続優勝記録にドゥカティのA・バウティスタ選手が並ぶ

ドゥカティのA・バウティスタ選手は、スーパーバイク世界選手権第3戦を2連勝し、昨年カワサキのJ・レイ選手が記録した11連勝記録に並びました。

ドゥカティのA・バウティスタ選手、SBK連勝記録に並ぶ

 2019スーパーバイク世界選手権(SBK)第4戦オランダ・TTサーキット・アッセンにてレース1とレース2が開催されました。前日の土曜日に開催される予定だったレース1が悪天候のため中止となり、日曜日の午前中にレース1が、午後にレース2が開催されています(スーパーポール・レースはキャンセル)。

Aruba.it Racing – DucatiチームA・バウティスタ選手

 レース1は、スタートからトップをキープし、2位のJ・レイ選手に3秒の差をつけ優勝。レース2は、中盤までカワサキやヤマハとともにトップグループを形成しますが、6周目にはJ・レイ選手をパスし、その後、サーキットレコードを更新。そのまま2位のPata Yamaha Team M・ファン・デル・マーク選手に5秒の大差をつけてレースを制しました。

 今回のレースは、チャンピオンシップをリードしているAruba.it Racing-DucatiチームのA・バウティスタ選手にとって、記念すべきレースとなりました。バウティスタ選手は、このレースでも2連勝して、シーズン開幕からの連勝記録を11に伸ばし、カワサキ・レーシング・チームのJ・レイ選手が昨シーズンの後半に達成した連勝記録に並びました。

2位争いをするM・ファン・デル・マーク選手とJ・レイ選手

 11連勝を達成したA・バウティスタ選手は、合計236ポイントを獲得し、2位のJ・レイ選手に53ポイント差をつけてライダーズ・ランキングで首位を独走しています。

 ・Aruba.it Racing-DucatiチームA・バウティスタ選手(1位 / 1位)

SBK11連勝中のA・バウティスタ選手

「あまり得意ではないサーキットで2連勝することができて本当に嬉しいです。このサーキットでは、いつもカワサキが優勝しており、金曜日のスタートは、あまり良い感触ではありませんでしたが、徐々に戦闘力を高めることができました。

 午前中のレース1は、気温が非常に低い状態で行われましたが、良いスタートを切り、スタート直後から自分のペースで走ることを心掛けました。その後は、ライバルとのギャップを広げ、レースをうまくコントロールして優勝することができました。

 レース2では、ターン4でレイに抜かれるとは正直思っていませんでした。レース序盤は、無理をせずに順位をキープし、彼の走りを観察することにしました。その後、レイのペースが少し落ちてきたので、パスすることができました。レースでは、いつもベストを尽くしています。ここではサーキット・レコードを更新することもできたので、今回も素晴らしい週末となりました」

【了】

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