大学時代に出会った「750カタナ」が人生を変えた 新型「KATANA」の“バーハンドル”を設計した車体設計担当者の心境とは
スタイルとポジションに拘った新型「KATANA」のシート
新型「KATANA」の特徴として、バーハンドルの他、短く設計されたシートが挙げられます。三池翔太氏いわく、この箇所にも新生「KATANA」ならではのこだわりが詰まっているといいます。
「コンセプトモデルでは一名乗車のシートですが、市販車として販売していくには当然、2名乗車を想定した設計が必要となって参ります。
可能な限り“短く”というデザインのもと、2人乗りを考慮した乗り心地、国内法規等の要件とせめぎ合いの結果、ご覧頂いているようなシートの形状となっております。

前後の段差を少ないシートとすることによって、大柄なライダーでも腰を引きやすく、姿勢の自由度を高めることが出来ました。もちろん後席の乗り心地も犠牲にしてはおりません。
ファースト・カタナを彷彿とさせる特徴的な3本ラインや、ツートン・シートの再現など、使い心地にも気を配った素晴らしいシートに仕上げることができました。
そのハンドル、シートから作られる新型“KATANA”のポジションはご覧のようになっています。

一見、リラックスした楽なポジションに見えますが、これは快適性だけを狙ったものではありません。シートの着座位置が従来のモデルよりも前方にあるということがお分かりいただけるかと思います。
ハンドルバーとシートの距離を従来のオートバイよりも近く設定すると同時に、ライダー重心を車体前方に置くことによって前輪の分担荷重を増大しています。それに合わせて前後サスペンションのセッティングを行い、より積極的に前輪を潰してコーナーに侵入していくようなスポーティーな走りが楽しめるセッティングとなりました。
このポジションに辿り着くまでは、グリップの位置や角度など15種類以上のポジションをテストし、走り込みながら最適なポジションを探り出していきました。
結果として、アグレッシブにライディングする際には車体を制御しやすく、リラックスしてライディングする際には状態が起きてゆったりと楽に乗ることができる、新型“KATANA”として最適なポジションを作りあげることが出来たと感じております。
先日行われました京都での世界統一試乗会におきましてもこの“KATANA”の長所としてライディングポジションを挙げていただくお客様が多くいらっしゃいました。ライダーのスキルは様々でしたが、車体の挙動を抑え込みやすい、リラックスできて安心できるなど、狙いどおりの幅広い評価を頂けたことは大変、嬉しい限りです。

私達、開発チームは自信をもって新型“KATANA”を皆さんに送り出します。ぜひ一度、試乗していただきひと目で“KATANA”と分かるデザインと、“KATANA”らしい切れ味鋭い乗り味をご体験いただければと思います。
その際に、この開発の想いを少しでも感じ取って頂けたら、かつてオートバイに憧れていただけの一人の少年であった私にとってこれほど幸せなことはありません」。
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2019年5月30日に国内販売を開始した新型「KATANA」は、価格(消費税込)151万2000円で、9月30日までに購入した場合には3Dクリスタルがプレゼントされます。
【了】








