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大学時代に出会った「750カタナ」が人生を変えた 新型「KATANA」の“バーハンドル”を設計した車体設計担当者の心境とは

発売前から話題を集めたスズキの新型「KATANA」が2019年5月30日に発売されました。かつて販売されていたモデルとは異なり、新型車では「バーハンドル」が採用されていますが、そこにはどのような意味が込められているのでしょうか。

車体設計担当者の人生を変えた「750カタナ」との出会い

 スズキは、1982年から2000年までの間に販売した「カタナ」シリーズの意匠を受け継ぎ、開発された新型「KATANA」の国内販売を、2019年5月30日より開始しました。

バーハンドル仕様で登場した新型「KATANA」

 2019年5月末に行われた新型「KATANA」のプレス向け発表会では、それぞれの部門の代表者が商品説明を行いましたが、スズキ二輪の設計部車体設計グループ三池翔太氏は、「カタナ」ブランドへの想いを以下のように話ます。

「私はGSX-R、GSX-S、Vストローム、RMZシリーズ等のハンドルバー・レバー・グリップなど、直接ライダーの手に触れる部品の設計を担当しています。

スズキ二輪の設計部車体設計グループ三池翔太氏

 私はかつて、オートバイに憧れた一人の少年でした。物心ついた頃からオートバイの免許が取れるまで、あと何年、あと何年と指折り数えていたのを覚えています。16歳で免許を取得してからは、ごく普通の真っ当なバイク人生を送っていくはずでしたが、大学2年の時に先輩から借りて乗った“750カタナ”が私の人生を変えてしまいました。

 それまで乗ってきたオートバイは良くも悪くも許容が広く、どのように操縦しても“それなりについてくる”という感覚でしたが、“750カタナ”はまったくそれを許してくれませんでした。オートバイを操縦する難しさを痛感すると同時に、意のままに操縦できた時にオートバイが体の一部となって躍動する感動を実感いたしました。

セパレート・ハンドルを標準装備した「GSX750S」

 その時の先輩は“コイツにはコイツの乗り方があるんだ”と、嬉しそうにニヤニヤしていたことが、未だに思い出として残っています。

 それ以来、“オートバイとはなにか”を考えはじめ、特に車体がライダーと触れる操作部品に興味を持ち、スズキの設計者になることを夢見て12年前の入社試験の面接でも操作部品への想いを熱弁したのを覚えています。

 今回、設計の代表としてこのような形で皆様に新型“KATANA”の商品説明ができることに心から感動しております」。

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