ラリー仕様のスーパーカブ!! 米国でカスタムキットも展開したホンダイズム!!
ホンダのスーパーカブは、発売から60年経過した今も世界中で愛されているモデルです。米国では、1960年代に4種類(スチューデント/ロードスター/ラリー/ボス)のカスタムキットが販売されていました。
1960年代米国では、お洒落な若者の代名詞に!!
1958年に発売されたスーパーカブC100にセルスターターを標準装備したホンダスーパーカブC102が1960年4月に国内販売されます。

米国向けに輸出されていたスーパーカブCA100 CA102を対象に製作されたカスタムキットは、スチューデント/ロードスター/ラリー/ボスの4種類が販売されます。1963年には「ナイセスト・ピープル・キャンペーン」を米国で展開、ザ・ビーチ・ボーイズの歌(Little HONDA)にもなったほど当時のスーパーカブ(HONDA 50)は若者に支持され、カスタムすることで人とは違う楽しみ方をホンダは市場に提供していました。
ラリーキットは、レーシングフラッグウイングマーク付きのロングタンクとレーサー風の細長いシート、HONDA50のロゴが入った専用サイドカバー、パイプハンドル、フェンダーでキットパーツは構成されています。キットパーツは、1970年まで車両とともに販売されていました。

搭載されたエンジンは、空冷4サイクル単気筒OHV2バルブ49cc、最高出力は4.3PSを発生させています。
新型スーパーカブシリーズには、スタイルを大幅に変更する純正キットパーツなどは発売されていません。今後スーパーカブを自分なりのオリジナルスタイルにカスタムするには、安全性や耐久性が確保された純正カスタムパーツが欲しいところです。
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