ヤマハの面白い商品「セロー」「YZF-R1」「MT-07」「R5」 意外な共通項が判明?

ヤマハは2019年12月12日に2020年モデルを最後に国内試乗から姿を消す「セロー250」のメディア撮影会を開催しました。

歴史に幕を閉じる「セロー」と共通するヤマハ製品とは?

 ヤマハは2019年12月12日にロングセラーモデル「セロー250」の国内最終モデルのメディア撮影会を行いました。

ヤマハ「セロー」に共通するバイクとは?

 1985年に初代モデルが登場し、2020年で35年目を迎えるセロー・シリーズですが、ヤマハのMC戦略統括部商品戦略部商品企画1Gr 松田克彦さんは、そんなセローシリーズの変遷と自身の経験をもとに発見した共通点のあるバイクについて、次のように話します。

「私が会社に入ったのは1982年ですが、その頃、まさにセローの開発が始まろうとしていました。また、入社したタイミングと同じくしてXT125/XT200というモデルが発売されます。

ヤマハのMC戦略統括部商品戦略部商品企画1Gr 松田克彦さん

 XT200はもともと125ccで開発されたモデルで、その後200ccまで排気量を上げることで登場しました。セローではそれをベースに225ccまで排気量を上げ、最終的には229ccまで排気量が上がっています。当時は社員の試乗メモが公開されていましたが、その頃のモーターサイクル事業担当の森永重役はセローに一日乗り、“とても軽くて面白くて素晴らしいバイクである”と残しています。

 当時、私は重役が一日バイクに乗ってレポートを出すヤマハは凄い会社だなと思った記憶があります。ちなみに今現在でも社長の日高はYZF-R1を自分で買って乗るなど、その精神は引き継がれています。

 また、あくまでも個人的な意見ですが、ヤマハのバイクで面白いモデルにはどのようなものがあるかなと考えてみたとところ、R5、YZF-R1、MT-07、そしてセローの4台が挙げられました。この4台には共通点があります。

松田克彦さんの考える共通点のあるヤマハ製品

 まずR5ですが、これは同じ250ccエンジンをベースに使って350ccまでグレードアップしていますが、基本的には小さな排気量のものを限界まで排気量を上げていって作っています。結果的にRX、RD350、そして最後はRD400と進化しています。

 次にYZF-R1ですが、この一台はヤマハの車両を輸入して販売する欧州のインポーターにどんなバイクがほしいかを徹底的にヒアリングして製作したもので、最終的にはTZ250のハンドリングに1000ccのエンジンを載っけてくれという結論に至ったと聞いております。

 また、MT-07は世界的にも評判の良いモデルですが、これもYZF-R1と同じく400ccモデルのようなハンドリングの車体に700ccのエンジンを載せたらどうなる? というものです。MT-07は乗ると低速のトルクが強く感じられますが、やはり軽量な車体による影響が大きいでしょう。

 ちなみにちょっと古いモデルですが、ヤマハにはGX400という車両がありましたが、アルミではなく鉄製フレームながら175kgとMT-07とかなり近い重量に仕上げられていました。

 最後にセローですが、さきほどもお伝えしたとおり、125ccから最終的には225ccまで排気量を上げて、さらに軽量化も図っています。

 このように小・中排気量車の軽快さと拡大された大きなエンジンという組み合わせが私の考えるヤマハの面白いバイクの共通点となっています」。

※ ※ ※

 バイクレースの最高峰ロードレース世界選手権「MotoGP」で活躍するヤマハのレーシングバイク「YZF-M1」などを見てもわかるように、ヤマハ製のバイクはその優れたハンドリングが生み出すコーナリングに定評がありますが、そうした理念はやはり市販車モデルにも受け継がれているのでしょう。

【了】

【画像】セローと共通点のあるヤマハ製バイクとは!?

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