最高速90km/hながら高速道路も走行OK! 貴重な軽二輪電動「スーパーソコ CPX」乗ってみた!!

「Super Soco(スーパーソコ)」はオーストラリアの「VMoto(ヴイモト)」社のエレクトリックバイクブランド。軽二輪枠の電動スクーター『CPX』に、eバイクの試乗経験が豊富なバイクジャーナリスト青木タカオが乗りました!!

ウインドスクリーン標準装備で見た目もスマート

 通勤など、日常の足として使うのがメインとなるスクーター。都会では俊敏であることはもちろん、毎日乗るとなれば快適であることも重要で、オプションパーツを追加するならウインドシールドというチョイスは手堅いところではないでしょうか。特にこれからの季節、冷気を感じる頃になると欲しくなります。

Super Soco「CPX」に乗る筆者(青木タカオ)

 電動スクーターで、ウインドシールドを標準装備しているのが、Super Socoの『CPX』です。電動スクーターを専門に取り扱ってきた「XEAM(ジーム)」(本社:福岡県福岡市)が取り扱い、登録は普通二輪AT免許で運転できる二輪枠。ガソリンエンジン車なら126~250ccに相当するクラスで、原付1種あるいは2種がほとんどの電動スクーターの中で、高速道路も走行可能な軽二輪登録なのは見逃せません。

 エッジが効いたボディシェイプで、見るからにスマート。一昔前のビッグスクーターのようなボリューム感はなく、軽快で現代的なスタイルで、二眼の高輝度LEDヘッドライトを持つフロントマスクも洗練されています。

大径ホイールがゆったりとした余裕ある走りを演出

 CPXでは、離れた場所からでも、ボタンひとつで電源スイッチ(セキュリティ)のON/OFFができるリモコンキーを採用。横に細長いメーターディスプレイは視認性が高く、日中でも速度や電池残量の表示がくっきりと見やすいことがわかります。

Super Soco「CPX」。速度や電池残量の表示がくっきりと見やすい視認性に優れたメーターを採用しています

 加速は力強く、さすがは軽二輪枠。ダイレクトな駆動を感じるインホイールモーターで、アクセルを開けると、グイグイ速度が上がっていきます。モーターはSUPER SOCO製、つまり自社製で最大出力4000Wを発揮。低消費、高効率でモーターを回すために欠かすことのできないFOCベクトルコントローラーを搭載し、低速でもスムーズに出力が制御されています。

 しかし、最高速度は90km/hほどに設定され、市街地での実用速度域で力強い走りができるような味付けです。今回の試乗はサーキットでハイペースとなったので、トップスピードに物足りなさを感じましたが、ストップ&ゴーを繰り返す都市部では、また印象が変わってくるのではないでしょうか。

Super Soco「CPX」。フロント16、リヤ14インチの大径ホイールを採用することで警戒なハンドリングを生み出します

 足まわりはフロント16、リヤ14インチの大径ホイールを採用。細身のラジアルタイヤがセットされ、ハンドリングはヒラヒラと軽快なもの。トップスピードの設定からも、街乗りをメインに設計されていることがわかります。混雑した市街地などで、身のこなしが軽いでしょう。

 ブレーキは前後ディスク連動式で、ローター径はフロントが240mm、リヤが180mm。車体重量は145kgほどで、押し引きなどは250ccスクーターより軽い印象です。さらにリバースボタンを押せば、バック走行ができるのもありがたい。

 インナーレッグには荷掛けフックやペットボトルなどを余裕を持って収納できる小物入れがあるほか、USBポートも装備。シート下にはバッテリーがありますが、グローブなどを入れるスペースも確保されています。また、強度耐久テストを実施した頑丈な鋼鉄製の大型リアキャリアも標準装備されました。

航続距離はカタログ値最大140km

 気になるのは航続距離ですが、60V45Ahリチウムイオンバッテリーを2つ搭載すれば、BMS(バッテリーマネジメントシステム)で消費を効率化するなどし、最大140kmの走行を可能としています。

Super Soco「CPX」。シート下のスペースには小物を収納できるトレーとバッテリーが収められています

 充電はバッテリーを車体から外しておこなうか、あるいは車体に載せたまま、どちらでも可能。駐車環境によって合わせられるというわけです。家庭用100Vコンセントを用いて、満充電に10~11時間。急速充電には対応していません。

 製造国を中国とし、税込み車体本体価格は2バッテリーモデル54万7800円、1バッテリーモデル47万800円。車体色はブラック、シルバー、グレーの3タイプから選べます。

【了】

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Writer: 青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク技術関連著書もある。

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