個性派スクーター「イタルジェット・ドラッグスター」 MotoGPライダーのA・ドヴィツィオーゾが開発ライダー兼ブランドアンバサダーに就任
イタリアのバイクブランド「Italjet(イタルジェット)」は、同社が製造するスクーターモデル「DRAGSTER(ドラッグスター)」の開発ライダー兼ブランドアンバサダーとして、2008年から2020年シーズンまでMotoGP最高峰クラスに参戦していたアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手を起用しました。どのような経緯で選ばれたのでしょうか。
イタリアンブランド×イタリア人ライダーのコラボレーション
イタリアのバイクブランド「Italjet(イタルジェット)」は、同社が製造するスクーターモデル「DRAGSTER(ドラッグスター)」の開発ライダー兼ブランドアンバサダーとして、2008年から2020年シーズンまでMotoGP最高峰クラスに参戦していたアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手を起用しました。

1959年に設立されたイタルジェットは、他メーカーと異なる独自性のあるデザインと優れた性能を発揮するモデルを送り出すことで知られた個性派バイクブランドです。
2018年には新生「ドラッグスター」のコンセプトモデル、2019年には市販モデルをバイクの見本市「EICMA(エイクマ)」で発表し話題を集めました。
今回、ドラッグスターの開発ライダー兼ブランドアンバサダーとして起用されたアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手は、現在、アプリリアのMotoGPマシンのテストライダーとしても活躍していますが、同選手を起用した理由やドラッグスターの将来性について、イタルジェットの社長兼CEOであるマッシモ・タルタリーニ氏は次のようにコメントしています。
「私は、ドラッグスターがその潜在能力をすべて表現し、クラス最高のものになることを望んでいます。そのためには、誰もが認めるモータースポーツの主人公であり、世界的に有名なライダーに頼らなければならないと考えました。
すぐに思い浮かんだのはアンドレアでした。彼は私がいつも尊敬している人物であり、プロフェッショナルであり、先を見通すことができる人でした。
大手企業は、魂や個性のない似たようなバイクばかりになってしまいました。本当のモーターサイクリストは、バイクが生み出す強い感情によってバイクに乗ることを選ぶという事実を無視しているのです。
私たちは、世界の競合他社に比べて小さな会社ですが、イタルジェットの伝統を受け継いで、これまでとは違うアーバンバイクを実現することにしました。ドラッグスターはスクーターに分類されるかもしれませんが、私たちはそれ以上のものを創造したと信じています」。

また、アンバサダーに就任したA・ドヴィツィオーゾ選手は次のようにコメントしています。
「ドラッグスターにはエネルギーが凝縮されています。初めて見たときは感動しました。技術者と一緒に部品、ブレーキシステム、エンジンの開発に貢献できることを嬉しく思います。
ドラッグスターのディテールは、このセグメントでは他に類を見ない、非常に印象的で素晴らしいものです」。
※ ※ ※
日本市場においては原付二種の125ccモデルと軽二輪の200ccモデルの2種類がラインナップされているドラッグスターの価格(消費税10%込)65万4500円からとなっています。
【了】