カワサキのフルカウルスポーツ「Ninja ZX-25R SE KRT EDITION」に乗ってみました!レーサーレプリカブームに憧れていたママライダー!

エンジンが息してる! 吸排気音と加速感が爽快です!!

 いよいよイグニッションキーをオンにして、エンジンスタートです。スターターは最近流行りのキルスイッチとセルスイッチが兼用となったスライド方式です。エンジンが目覚めると「ゴロゴロ」とネコ科の猛獣が喉を鳴らすよう。ドキドキ、ワクワクするあの音です。

Ninja ZX-25Rの大きな特徴はコンピュータ制御が搭載されているところ
Ninja ZX-25Rの大きな特徴はコンピュータ制御が搭載されているところ

 大きな特徴はコンピュータ制御が搭載されているところ。パワーモードはフルパワー、ローパワーの2段階から選択可能です。フルパワーでは249ccの並列4気筒エンジンが持つ本来のパフォーマンスを発揮します。ローパワーは雨天や悪路での走行を想定。パワー出力が抑えられていてレスポンスも穏やか。自然でスムーズなエンジンフィールになるように電子制御されているのです。

 さらに3つのモードが選択できるKTRC(カワサキトラクションコントロール)を搭載しています。モード1はスポーツライディング向けで、システムの介入がもっとも少ない状態。モード2は介入度が強め。モード3が一番介入度が強く、しっかり抑制。雨天や路面状況の悪い場所での走行向けとなっています。また、オフにすることも可能です。

KQS(カワサキクイックシフター)は、SE仕様に標準装備
KQS(カワサキクイックシフター)は、SE仕様に標準装備

 そしてSE仕様に標準装備されているのが、KQS(カワサキクイックシフター)です。クイックシフトがあればスロットルを開けたまま、クラッチを切らずにシフトアップが可能。シフトダウンの際は自動で調節してエンジンの回転を合わせて、ショックを和らげるオートブリッパー付きです。

モードをフルパワーモードに変更した途端、アクセルを捻るとスムーズに走り出す
モードをフルパワーモードに変更した途端、アクセルを捻るとスムーズに走り出す

 まずは期待でワクワクしながらアクセルを開けてスタート。すると、思ったよりもパワーがなくて「アレ?」って拍子抜けしてしまいました。明らかに変だったので確認したら、パワーモードがローだったのでした…。モードの切り替えはハンドル左のスイッチで選択することができます。フルパワーモードを選択してからアクセルを捻るとスムーズに走り出します。

 しかし問題なのが私の方。なかなかクイックシフターに慣れることができません。ついクラッチを握ってしまうので、意識して握らないようにするとタイミングが遅れがちになってしまい、せっかくのクイックシフターなのにクイックに扱えないんです…(泣)

 ちなみにアップは2,500rpm以上じゃないと機能しないので、渋滞しがちな街中ではあまり出番がありませんが、道路が空いていて信号の少ない市街地や郊外では威力を発揮します。操作に慣れると快適! 変速した時のショックも少なくてスムーズです。

高回転まで回すと4気筒ならではの唸るような「フオォォオン!」という排気音が響く
高回転まで回すと4気筒ならではの唸るような「フオォォオン!」という排気音が響く

 それになんと言っても音がいい! 高回転域まで回すと、いよいよ本領発揮って感じです。エンジンが息してるかのような「ヒューン」という吸気音、4気筒ならではの唸るような「フオォォオン!」という排気音が響きます。気持ちよくエンジンが回って加速していく感覚がタマリマセン。ちょっと昔のニーゴーマルチだったら、「めっちゃいい音するんだけど速度が出ない感」があるんですが、ちゃんと伸びるような加速感があって気持ち良いのです。

 一方で少し寂しい感じもあります。シフトダウンする時にアクセルを煽ってエンジンとタイヤの回転数を合わせることを「ブリッピング」というのですが、この操作が意外と好きだったようです。出産・育児でバイクに乗れない時期、戯れでママチャリにまたがって「ブン、ブン、ブーン」と口で言いながらブリッピングのマネごとをしていたことを思い出しました(笑)。

Ninja ZX-25R SE KRT EDITIONは単なる懐古主義ではなく、まさに新しい時代のニーゴーマルチ
Ninja ZX-25R SE KRT EDITIONは単なる懐古主義ではなく、まさに新しい時代のニーゴーマルチ

 Ninja ZX-25R SE KRT EDITIONは単なる懐古主義ではなく、まさに新しい時代のニーゴーマルチ。ルックスも装備も乗り味もワンランク上の上質さを兼ね備えています。もちろん価格も進化。税込で93万5000円とちょっぴりお高めです。排気量が大きい方が、価値が高いと思っている人には向かないかも…。でも、この軽快さとスポーティーさ、身体で感じる爽快感は別格です! とても楽しい試乗となりました。

■KAWASAKI Ninja ZX-25R SE KRT EDITION
全長×全幅×全高:1980×750×1110mm
軸距:1380 mm
シート高:785mm
車両重量:184kg
エンジンタイプ:水冷4ストロークDOHC 4バルブ並列4気筒
総排気量:249cc
内径×行程:50.0×31.8mm
圧縮比:11.5:1
最高出力:33kW(45PS)/15,500rpm
ラムエア加圧時:34kW(46PS)/15,500rpm
最大トルク:21N・m(2.1kgf・m)/13,000rpm
燃料タンク容量:15L
タイヤ:前 110/70R17M/C 54H、後 150/60R17M/C 66H
ブレーキ形式:前後 油圧式シングルディスク
懸架方式:前 テレスコピック式(倒立)、後 スイングアーム式(ホリゾンタルバックリンク)
フレーム形式:トレリスフレーム

■メーカー希望小売価格:93万5000円(消費税込)

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