MotoEワールドカップの公式テストが遂にスタート! レーシングライダー大久保光のレースレポート

貴重な雨のテストはアクシデントが多発

 雨のMotoEテストは、非常に貴重な機会です。雨のセットアップを詰めていくためにも、積極的に走行を重ねていきました。

今季初のMotoEオフィシャルテストに挑む大久保光選手
今季初のMotoEオフィシャルテストに挑む大久保光選手

 そして1本目は、最終コーナーの立ち上がりでリアタイヤを滑らせてしまい転倒。大きなダメージはなく、その後もしっかりと雨のなかでのテストをおこなうことができ、3番手タイムで2日目を終えました。

 3日目は前夜の雨が残っていたため、1本目は走行をキャンセル。2本目は新しい予選システムのシミュレーションをおこなう予定でしたが、他ライダーのマシンのタイヤがタイヤウォーマーで温めている最中に、突然バースト。原因を調べるべく、そのまま2本目は中止となります。

MotoEオフィシャルテストでヘレスサーキットを走行する大久保光選手
MotoEオフィシャルテストでヘレスサーキットを走行する大久保光選手

 ちなみに新たな予選システムは、昨年まではEポール式予選でひとりずつ、一周のタイムアタックをして、その順位で決勝のグリッドを決定していましたが、今年からは金曜日のフリー走行のタイム上位8人のライダーがそのまま土曜日の予選Q2へ進出し、その他のライダーがQ1で予選を戦います。また、Q1での上位2名がQ2に進出することができ、Q2は10人のライダーで戦う流れに変更となりました。

 そして、公式テスト3本目は急遽昨年のタイヤを使用しての走行となります。序盤からタイムを出すべく計測ラップからペースを上げていこうとしましたが、その矢先にウェットパッチに乗ってしまい大きく転倒。そのまま意識を失い、医務室に運ばれてしまいました。

公式テスト3本目で、左小指の第一関節までが削れてしまうなどの大クラッシュを経験
公式テスト3本目で、左小指の第一関節までが削れてしまうなどの大クラッシュを経験

 マシンも大破してしまい、身体の方は左小指の第一関節までが削れてしまうなどの大クラッシュで、医務室で応急処置がおこなわれました。その際に、骨を削っていただいたことで、ことなきを得ることができました。

 骨折はないとのことでしたが、日本で改めて診断したところ骨折していたようですが、次回のテストには間に合いそうなので、今回の反省点、そして調子が良かったところをしっかりと見直して、改めて4月のオフィシャルテストに臨みたいと思います。

 引き続き、宜しくお願い致します。

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