生産終了が決まったヤマハ「トリシティ」シリーズ 駆け込み需要は発生している?? 販売店へ寄せられた声とは
ヤマハは、2026年夏に「トリシティ125 ABS」を、同年秋に「トリシティ155 ABS」の生産を終了すると発表しました。この発表にともない、販売店への駆け込み需要は発生しているのでしょうか。
駆け込み需要は2026年4月現在はなし? ただし今後発生する可能性も
ヤマハは、フロント2輪スクーター「トリシティ」の国内向け生産を終了することを発表しました。
対象となるのは125cc、155cc、300ccの全モデルで、2026年秋までに順次生産を終える予定です(300は既に生産を終了)。
トリシティ125およびトリシティ155、トリシティ300は、ヤマハ独自のLMWテクノロジーを採用したフロント2輪スクーターで、コーナリング時にフロント2輪と車体が同調して傾くLMW(リーニング・マルチ・ホイール)の採用によって、自然な操作感と安定性を両立しているのが特徴です。
ボディサイズはいずれも全長1995mm×全幅750mm×全高1215mmとなっており、シート高も共通の770mmに設定されています。
また、両モデルにはシート下に約23.5Lのトランクスペースが備わっており、ヘルメットなどを収納することが可能です。
くわえて、視認性のよい4.2インチのフルカラーTFTディスプレイが搭載されているため、スマートフォンと接続することでナビゲーションを表示することも可能となっています。
カラーバリエーションは両モデル共通で、「マットライトグリーン」「ホワイト」「マットグレー」の3色が設定されており、価格はトリシティ125が57万2000円、トリシティ155が61万6000円に設定されています。
また、2019年の東京モーターショーで参考出展され、2020年から日本市場に導入されたトリシティ300は、シリーズの最大排気量モデルとして登場しており、125/155モデルと同じく、優れた安定性を実現。
排気量292ccのエンジンを搭載することで余裕のある走りを生み出し、ツーリングにも最適な一台に仕上げられています。
では、トリシティシリーズの販売終了にともない、販売店には駆け込み需要は発生しているのでしょうか。

都内の販売店担当者は、次のように話します。
「トリシティ125、155ともに、駆け込み需要は発生していません。
いずれのモデルのどのカラーも、店頭在庫があればすぐにでも納車可能なほか、在庫にない場合も、遅くとも5月中旬には納車可能となっています。
また、300については、当店では店頭在庫がなくなり次第販売を終了する予定ですが、トリシティシリーズが生産終了するとの発表後も、急いで契約されるお客様は現状いらっしゃいません。
ただ、トリシティ125は2026年夏、155は同年秋の生産終了を予定しており、直前にオーダーが集中して早期に受注がストップする可能性は十分に考えられます」。
さらに、関西の販売店担当者は次のように話していました。
「生産終了の発表をうけて、先日トリシティ155を購入されたお客様はいらっしゃいます。
配達をされていらっしゃる方で、”オーダーがいつ停止するかわからないから、確実に購入できそうな今のうちに購入しておきたい”とお話されていました。
そのお客様が来店されて以降は、駆け込みで購入されるという方はいらしていませんが、生産終了の発表を踏まえて、今後そういったかたちで来店されるお客様も増えてくるかもしれません」。
※ ※ ※
なお、SNSには「トリシティ、今年の秋で生産終了らしいから早く買わないと!」や「オーダーいつ止まるかわかんないし、トリシティ買うなら早めのほうがいいのかな?」といった、今後の入手を懸念して購入を急ぐ声が投稿されていました。
一方で「コロナ禍での配達需要なんかもなくなったし、生産終了は仕方ない気もする」というように、今回の決定を冷静に受け止める意見も散見されます。
トリシティ125、155いずれのモデルも、2026年4月現在は供給が安定しているものの、SNS上では受注が早期にストップする可能性について言及する声もあるため、購入を検討している人は販売店に確認してみるとよいかもしれません。






















































