半導体不足が影響!? 中古車バイクの価格が高騰している理由とは

現在、中古車バイクの価格が高騰している状況が続いています。一体、なぜなのでしょうか。

中古バイクの高騰はいつまで続くのか

コロナ禍による影響から、密を避ける移動手段としてもバイクが注目されるようになりました。電車通勤をバイク通勤に変える人や、休日のレジャーとしてツーリングを楽しむ人など、バイクの需要は年々高まっています。

中古車価格高騰中のホンダ「NS400R」
中古車価格高騰中のホンダ「NS400R」

 全国自動車協会連合の統計によると、2019年には5万9978台だった新車販売台数が2020年には7万5874台、2021年には8万1323台と、年々需要が高まっていることが分かります。

 そんなバイクブームの流れと比例するように、現在中古バイクの価格高騰が嘆かれています。なぜ、中古車バイクの価格は高騰しているのでしょうか。

 中古バイクの価格高騰の要因としては、まず新型コロナウイルスによる半導体不足により、新車バイクの製造が追いついていないことが挙げられます。

 また、半導体はバイクだけでなく、クルマや家電製品、パソコンのCPUなどあらゆる製品に使用されています。

 一方で、新型コロナウイルスの感染防止対策の一環で、リモートワークが推進されたことにより、パソコンやモバイル機器の需要が増えました。

 また、景気回復や一時給付金の配布などにより、家電製品の買い替えなどの消費活動が増加したことで、併せて半導体の需要も増えたといえます。

 しかし、コロナ禍に陥る前から半導体の製造施設はフル稼働状態だったため、急な需要に対応することができませんでした。加えて、半導体の製造工場の多くが台湾や中国、韓国に集中していたことや、パンデミックによるロックダウンなどから、生産ラインが停止したことで納期が遅延。世界的な半導体不足に陥っています。

 また、国産バイクであっても、海外の工場で製造されて国内で販売されているモデルも少なくありません。そのため、世界的なコンテナ不足の問題も、大きく関係してきます。

 バイクを海外から輸送する場合は、コンテナに入った状態が一般的ですが、コロナ禍で海運業の輸送の流れが乱れたことにより、国産・海外問わず、バイク輸送の流れが滞っているのが現状です。

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