スコット・イーストウッド×メル・ギブソンのサスペンス・アクション『バッド・トレジャー』
あのクリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッドと、大物俳優メル・ギブソンが共演するサスペンス・アクション『バッド・トレジャー』が、新宿シネマカリテで開催の映画祭<カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2022>にて2022年7月19日(火)より公開中です。
豪華キャスト共演のクセある一作
あのクリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッドと、スクリーンの中でも外でも物議を醸してきた大物俳優メル・ギブソンが共演するサスペンス・アクションが『バッド・トレジャー』です。

イーストウッド演じるディランは、ある理由で除隊した元軍人。ソシオパス(反社会的人格障害)と診断された彼は、精神科医のアルダーウッド(メル・ギブソン)から定期的に治療を受けていました。ある日、弟ショーンが死んだという知らせを受けたディランでしたが、弟の不審な死の真相を調べる過程で、旧日本軍が隠した金塊の存在を知り……。
登場人物たちの淡々としたやり取りと相反するように、かなり突拍子もない物語が展開する本作。『ワイルドスピード』シリーズ(2003年〜)で知られるタイリース・ギブソン、『007 ゴールデンアイ』(1995年)、『X-メン』シリーズ(2000年ほか)のファムケ・ヤンセン、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009年)のケヴィン・デュランドなど、主演クラスの豪華キャストも大きな見どころです。
イーストウッドとギブソンは最低映画に贈られるラジー賞の主演/助演男優賞にノミネートされてしまいましたが、年々父親の面影が濃くなるイーストウッドにはゾクゾクさせられますし、彼の“現在”を確認するためだけでも観る価値があると言えるかも知れません。

父クリントは映画の中でノートンやトライアンフ、ハーレーなど様々なバイクに乗ってきましたが、ここに関してはスコットはまだまだ。一方、大先輩であるメル・ギブソンは『マッドマックス』シリーズ(1979年ほか)で大勢のバイカーを相手にしていただけあって、『バード・オン・ワイヤー』(1990年)ではホンダのXL600R、『リーサル・ウェポン3』(1992年)ではカワサキのKZ1000ポリス、近年も『ブラッド・ファーザー』(2017年)でハーレーダビッドソンのソフテイルに乗っています。

スコット・イーストウッドにメル・ギブソンが胸を貸した『バッド・トレジャー』は、新宿シネマカリテで開催の映画祭<カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2022>にて2022年7月19日(火)より公開中です。