神戸「ニューオーダーチョッパーショー」 過去最大の出展数で開催

神戸国際展示場にてカスタムバイクイベント「ニューオーダーチョッパーショー」が開催されました。

過去最大のカスタムバイクが会場に集結

 去る2022年8月21日(日)に兵庫県神戸市にある神戸国際展示場にて第17回「ニューオーダーチョッパーショー」(以下NOCS)が開催されました。

今回のNOCSでベスト・オブ・ショーに輝いたのが滋賀県のカスタムワークス・ゾンによるトライアンフ「ロケット3」。参加ビルダー同士の審査によるビルダーズチョイスで選ばれた1台です
今回のNOCSでベスト・オブ・ショーに輝いたのが滋賀県のカスタムワークス・ゾンによるトライアンフ「ロケット3」。参加ビルダー同士の審査によるビルダーズチョイスで選ばれた1台です

 昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の“緊急事態宣言”下での開催された同イベント。今年は「県をまたいだ移動の制限」や「時短」などの規制もなく、盛り上がりが期待されたのですが、出展も過去最大になったとのこと。エントリー開始と同時にブースも埋まり、バイク展示ブースは160枠をオーバー。実際、会場もここ近年では最も盛り上がった印象を受けました。

 ちなみにショー当日の午前中は雨に見舞われたものの午後からは天候も回復。悪天候だった午前中からジワジワと観客が集まり、最終的な集客数は約4000名だったとのこと。たとえば、こうしたイベントは当日の天候に観客数が左右されるものですが、この数字や当日の会場の様子を見る限り、多くの人が「コロナによる規制」のない状態でのカスタムショーの開催を待ち望んでいたのは間違いないでしょう。

今年からNOCSでは細かく項目分けされたジャッジペーパーによる審査でビルダーズチョイスを選考。主催者曰く「カスタムショーとしては今回の選考基準でも良いのですが、チョッパーショーであるという部分を考えると今後は審査項目も再考の余地があるかもしれないですね」とのこと。次回の審査基準にも注目です
今年からNOCSでは細かく項目分けされたジャッジペーパーによる審査でビルダーズチョイスを選考。主催者曰く「カスタムショーとしては今回の選考基準でも良いのですが、チョッパーショーであるという部分を考えると今後は審査項目も再考の余地があるかもしれないですね」とのこと。次回の審査基準にも注目です

 またショーといえば展示されるカスタムバイクが主役であり、多くの観客の皆さんが展示車両を眺め、楽しむのが本筋なのですが、主催者であるバイクショップのコアマシーンの清水重貴氏によると「今年は出展バイクの数も過去最高だった」とのこと。ショーの冠どおり“チョッパー”はもちろん、カフェレーサーやボバー、クラブスタイルのカスタムやバガーなどが会場を埋め尽くし、多くの人が楽しんだ様子です。

 NOCSは、会場の出展カスタムに対して、エントリーしたビルダーたちがお互いを審査する「ビルダーズチョイス」という方式でアワードの順位を決めるコンペティション(協議会)としての側面を持つのですが、今年は「スタイル」や「メタルワーク」、「ペイント」など、より細かく審査項目と点数分けがされたジャッジペーパーを採用。

 インターナショナルなルールのもと順位が決められたのですが、そうした中、滋賀県のカスタムワークスゾンによるトライアンフ・ロケット3をベースにしたマシンがベスト・オブ・ショーを獲得。審査の項目を考えると「取るべきショップが頂点に輝いた」というのが正直な印象ですが、しかし、主催の清水氏は「次回は“チョッパーショー”というタイトルに準じた審査項目をより強調したジャッジペーパーに変更する余地があるかもしれません」と構想を語ります。

出展ブース160枠と過去最大のエントリー数となった今回のNOCS。午前中こそ雨天だったものの入場者数もおおよそ4000人を数え、盛況を博したとのことです
出展ブース160枠と過去最大のエントリー数となった今回のNOCS。午前中こそ雨天だったものの入場者数もおおよそ4000人を数え、盛況を博したとのことです

「今年から様々な人の意見を聞き、細かく項目分けされたジャッジペーパーを採用したのですが、やはり“チョッパーショー”を掲げる以上、ソレがもっと評価される審査基準とする必要性もあるのかな、とも感じたのが正直なところです。もちろん、今回の結果はなるべくしてなったものと思いますが、そこは主催者としてショーの趣旨をコントロールすることも大切なのかなとも感じましたね。まだまだ色々なことを探りながら、少しでもより良い“チョッパーショー”の空間を提供していきたいんです」と清水氏。

「日本唯一の“チョッパーショー”」の看板を掲げるNOCSも今年で17回を数えますが、それを「より良く進化させること」も今後の課題とのこと。

 もちろん、まだまだ『新型コロナウイルスの感染拡大防止』も予断を許さない状況が続いていますが、今年の会場の雰囲気を見る限り、来年の開催も、かなりの期待ができるNOCS。ちなみに来年は8月下旬から9月上旬にかけての時期での開催を予定しているそうですが、珠玉のチョッパーたちが会場を埋め尽くし、訪れる観客の皆さんが楽しむことを願うばかりです。

【画像】ニューオーダーチョッパーショーに出展された珠玉のカスタムバイクを画像で見る(39枚)

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Writer: 渡辺まこと(チョッパージャーナル編集長)

ハーレーや国産バイクなど、様々な車両をベースにアメリカン・テイストのカスタムを施した「CHOPPER」(チョッパー)をメインに扱う雑誌「CHOPPER Journal」(チョッパージャーナル)編集長。カスタム車に限らず、幅広いバイクに対して深い知識を持つベテラン編集者。

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